2011年5月12日木曜日

2011年5月12日

「本の未来」みたいな話を読んでいて思ったのだけど、電子書籍だなんだとかいう以前に、そもそも本ってなんなんだろうね。
物語や情報を伝達する手段として、今自分たちのイメージする印刷物としての本の前には写本だとか木簡みたいなものがあって、そこからさらにの前には口伝があって、そこからさらに遡ると言葉の発明がある。ってことは、多分まあ、本という形はこの時代のテンポラリなもので、別に本という形式でなくては物語を伝達できないわけではないのだろうし、まだまだ変化していくのだろう。

本が物語を伝えるためのひとつのコンテナ形式であるとするならば、音楽が楽譜→レコード→CD→データと形を変えていったように、物語を運ぶコンテナは人々が便利だと思うものに必ず変わっていくはず。

結局、デジタルデータ化された物語と、紙の上に印刷された物語の間には、ただ単にそれが摂取しやすいかしにくいかくらいの違いしかない。現在本のほうが好まれやすいのは、単に今、音楽におけるiPodのような便利な情報摂取の仕組み/デバイスがなく、利便性や好みの問題で紙ベースのものが優位なだけなんだろうと思う。

多分、紙の本か電子書籍か、という戦いではなく、紙よりも便利で好ましい何かを作れるか否か、という戦いなんだろうし、この戦いはこの先もずっとずっと続くんだろうね。

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