2009年12月5日土曜日

2009年12月5日

その昔、ダイヤルアップなどで回線速度が遅かった時代には、Flashの「Loading xx%」みたいな表示もストレス低減だったり演出的な意味で意味があったように思う。また、最初はアレだけど一度読み込んでしまえばあとはサクサク、というのもよかった。

けど、ブロードバンド前提になると、Flashの「Loading」とかの表示だったり、表示の際のフェードインみたいな演出などが、スピード感の点ですごく悪影響を与えてる気がした。なんというか、HTMLで組まれたサイトのほうがずっとストレスがない。
…っていうのを、某カメラのサイト見てて思った。

HTMLならたとえばOperaみたいに、ブラウザ側で表示速度の最適化をがんがんやってくれたりもする。そういう力も借りられる。それと比較されること、制作やメンテナンスにかかるコストなどを考えたら、情報コンテンツの表示にFlashを使う価値って相対的にどんどん下がっていくんだろうね。

2009年11月25日水曜日

2009年11月25日

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0220091125aban.html

スーパーサーチャーとか育成するよりも、あのクソッタレな特許検索サイトをどうにかしてく(ry

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手元のThinkpadにubuntuをLiveCD版から入れててふと思ったのだけど、
GoogleのChrome OSって、よくかんがえたらLiveCD一枚持ってればいつでも誰かのPC拝借して自分のメールチェックしたり作業したりとかできそう。
最近試した限りでは、ChromeOSってほとんどブラウザそのものみたいなもので、データも全部ネットにあるの前提っぽいものに見えたので、それを前提としてみると、Chrome OSの進化の方向として、

・LiveCD的にリムーバブルディスクからブートできる
・どんなデバイス上で起動しても、ネットにつなぐことのできるデバイスある限り、ネットに繋ぐことが簡単にできる
・WindowsとかのOS内でも、OS内にVM環境作って起動できる(もしくは、ブラウザとしてのChromeがOSと同一機能を持つようになって、インストールしなくても起動できるとか)
・↑のVM環境も、リムーバブルドライブに入れておける
・Android携帯にChrome OSブートのためのLiveCDの機能が含まれる

とかなったらそれはそれでなんか結構面白そう。
いやわからんけど。



…とりあえず、どんなデバイスやOSが強者になったとしても、コンテンツの出力の場としては、今後の数年間の間は「Webブラウザ」が一番の安全パイなのかな、と思う。

2009年11月20日金曜日

2009年11月20日

ピンポイントに買いたいものが定まっている場合、
それを近所で売っているかどうかを実際に店に行ってチェックして、
もしも実際あったら買う、
というプロセスを考えると、
ネットで検索して通販で買う方が、
送料などのコストを考慮に入れてもある意味「安い」。(移動コストとか時間コスト等との兼ね合いで)


でも、近所でそれ売ってるのが確実にわかって買いに行けるなら、そのほうがお得な場合もある。
通販の問題はやっぱり届くまでにかかる時間。

商品コード的な何かを入力すると近所の全ての商店の在庫DBをもとに実際置いてある店と価格がわかるようになったりしないもんかなー、とか
今日買って今日届く通販(Amazonがんばってるけど)とかできないかなー、とか
商品をキーにして、売ってる通販サイトと送料込みの価格がすぐ分かるようにならないかなー、とか
いろいろぼんやり妄想中。

2009年11月19日木曜日

2009年11月19日

なんとなーく、本当になんとなーく、なんだけど
日本人って、今目の前にあるものをちょっとずつよくしていくのは得意なんだけど
理想みたいなものをドカンと描いて、そこにどうやって近づけていくか、みたいな考え方とか、
それ以前に理想みたいなものをどかんと描くとか、
もっというと「夢を見る」みたいなところとか、
なんかそういうところとか、苦手なのかな、とか。
理想を描くにはまず現状を否定するだとか、「こんなんじゃダメだ」「もっとよくできる」と抗う姿勢が必要になるのだけど、文化的には「受容」が基本にあるし、「相談」の文化だし、環境も人に優しいので反抗する力や姿勢を強く持ってる人も少ない気もするし。

いや、単なる直感でまったくソースはないんだけど。

なんていったらいいのかな。
多分言いたいことはこういうことだ。

もっとみんな無茶な夢を見ようぜ。

2009年11月4日水曜日

2009年11月4日

http://ameblo.jp/kanteijp/

アメブロてw
国家の出す情報って、取り扱いに注意が必要な気がするんだけど、アメブロとかでいいのかなぁといらない心配をしつつ。

しかし・・・読む気にならないBlogだなーと思った。
読み物として興味をひこうとか、わかりやすく図解しようとか、そういう「心意気」が足りない。せっかくのアメブロみたいなふつーの人がたくさん見てくれる場所なのにもったいない。

ずっと前から思ってるんだけど、国も含めて政府とか公共団体は、広告業界経験者とか、ネット業界出身者とか、もう少し戦略的に広報できる人材を雇ったほうがいいと思うし、そういうところにこそ有能なデザイナーとかもいるべきだと思う。

2009年10月23日金曜日

2009年10月23日

ここ数週間、仕事の傍らで株式投資にちょっとだけ挑んでみてたりした。

なんで唐突にそんなこと始めたかというと、祖母が亡くなった後、自分名義で祖母や親がしておいてくれた預金があることを知らされて、その額が思ったよりも多く(…といってもそんなたいした額でもないのだけど)、別にそんな裕福な家でもないはずだしどういうことなのかと思ったのがきっかけ。

親に話を聞いてみると、バブル期あたりなどは金利も高く、定期預金で銀行にお金を預けることで10年で倍増ちかくになるとか結構な額が増えたそうで。それがある種の(リスクの篦棒に低い)投資みたいなものになっていたようだ。…そりゃ国内の個人資産も増えるわけだ。

でも今は超低金利なので、預けておくだけで増える、ということもない。とすると、たとえば自分に子供ができたとして、子供のためにできるようなお金のことって何があるのかな、と思った。
…じゃあ、投資という形はどうだろう。そう思ったのがきっかけ。

実際やってみて思うのは、「何でもっと早くやっとかなかったんだろう」ということ。投資をちゃんとやろうとすると、企業の仕組みから会計、財務諸表の読み方とかあれこれを否が応でも学んでおく必要が出てくる。経済の仕組みや為替の変動が何にどう影響を与えるのかとか、色んな事が把握できるし、政治だのなんだのに対する関心も高まる。今後、どこかの企業に入って働くにせよ、起業などするにせよ、確実に役に立ちそうな知識のベースが作れそう。
そしてもちろん、きちんと学べば、多少お金を増やすことができるかもしれないというリワードもある。
もちろんリスクも非常に高いので、投資した額ががつんと減る可能性も高い。でも、これだけの事を学ぶきっかけを得られているのだから、そう考えれば、授業料としては投資額が減るくらい全然安い。実際、色々失敗して損も出した。でも失敗したときには必ず何か学べている気がするし、これは素直に「悪くない」。

というわけでとりあえずもうちょっとしばらく色々やってみる予定。

…っていうか、正直ね、こういうこと、もっとしっかりと義務教育レベルで教えて欲しかったなと思う。お金の事って、本当に一生ついて回るものだし。化学式とか覚えるよりもずっと大事な事な気がする。日本には起業家が少ないなんて言われるけど、その辺に理由の一端があるんじゃないかという気さえする。


で、ひとまずここ数週間で株について学んだ事(やってる人じゃなきゃわからない内容だと思うけど):


・安い株には必ずちゃんとした理由がある。
・そもそも自分よりもたくさんの情報と経験を持っている人が山のようにいるところで、自分が優位に立てると思ってはいけない。自分が先の株価を予想できるなんて思わない方がいい。
・企業の財務とかあれこれ見て割安優良株だと思ったとしても、トレンドが下げているときは大抵次も下げる。トレンドには逆らってはいけない。
・少し先により大きな利益があるかもしれないという見通しがあっても、それは100%確実なものではない。まずは今出ている利益を確定させて、それから次にその出た利益を使ってどうするか考えるべき。「いつか上がる株」に変な期待をするよりも、今出ている利益をきっちりと確定させて次に進むの大事。
・損切りのルールはきっちりと定めて徹底しないと必ず痛い目を見る。ていうか見てる今orz
・よーく考えよー現金は大事だよー。
 と、書いてて思ったんだけれども、これって株に限らず色々な場面で必要なノウハウかもしれない。いやわからない。

2009年10月19日月曜日

2009年10月19日

http://www.asahi.com/paper/column20091018.html

「心情に訴えだした(笑」とか言われてて、まあ、自分も正直新聞社がこういう事書くとかどうなのと思わないでもないけど。

でも、ふと思ったんだけど、今後って高齢化社会になっていくじゃないですか。老人だけの世帯っていうのも、増えていくと思うんですね。

新聞配達の人っていうのは、そういう高齢な人に「毎日」接する機会を持てる数少ない仕事のひとつだと思うわけですよ。たとえば新聞の取り込まれ方とか見てれば、部屋が留守なのかとかあれこれわかるわけだし。配達がてら家の様子とか見られるし。
とすればたとえば安否確認をするとか、けっこう色々な付加価値をつけるチャンスがあるし、新聞というものを接点にして色々なサービス作っていくことってできるよね、と。
なんかそんなことを思った。

2009年9月28日月曜日

2009年9月28日

http://sankei.jp.msn.com/entertainments/music/090927/msc0909270740000-n1.htm

要するに過去の資産を食いつぶすみたいな事に思えた。若者がちゃんと手に取ってくれるようなもの産み出してちゃんと文化作っていかないと、三十年後にはもう同じ事できなくなる。そして配信に関心を持つ高年齢層というのも今後少しずつ増えていくだろうと考えると、本当に場つなぎ的な発想に見える。

「文化」で商売してるのにここまで短期的な発想になるというのは、それだけ色々やばいと見るべきなのか、さてはて。…もちろん、配信とかそっち方面で十分にいい流れを作れているのならば何の問題もないんだけど。

2009年9月22日火曜日

2009年9月22日

Evernoteを使おうと思ってローカルのアプリ立ち上げたら、アップデートがあってそんなダイアログが表示された。
すぐ何か書こうと思って立ち上げたのに出鼻をくじかれた感じでちょっとなんか微妙な心持ち。アップデートに限らず、クラッシュ時の再インストール再設定とか、あれこれ考えると、インストール不要なオンラインアプリってのは思ったより大きなメリット大きいなー、とか。そんなことを思った。

また、アプリケーションを作るとしたら、どういうふうにしたらアップデート等の負担を下げられるだろうか。
Firefoxのアドオンの管理画面みたいに、インストールされてるアプリが1ページにまとめられて、ボタン一発で全部のアプリ更新できるとか。
なんというか、そのへん色々OSレベルで何とかしてほしいような気もする。

2009年9月14日月曜日

2009年9月14日(2)

勉強がてら楽天証券に口座開設をすることにして、登録手続きを進めているところなのだけど、楽天証券の登録ページのUIとか、申込書類とか、申し込み書類が届いたよー、っていうメールの案内とか、全部今のところスムーズ。すんごいサービスとしてちゃんと作りこんであって感心している。と同時に、なんでこのナイスなUIその他が楽天市場に活かされてないのかと激しく問い詰めたくなった。

まあ、証券のほうは金融機関なのである程度しっかりしててくれないと困るところではあるんだけど。それにしたって楽天市場とのこの落差はなんだ。

……まあ、結局、お金なのか、っていうね。

国内のWebサービス見てると、なんか技術者やデザイナのプライドでセキュリティとかUIとかその辺が保たれてる感じがする事が時々あって、なんか危ういなーと思ったりする。
色んな意味で経営者がんばれ。超がんばれ。

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世のデザイナーはもっと「世の中をどうしたいのか」とか世間に訴えてもいいんじゃないのか、とふと思った。

批評批判なんてほっといてもいくらでも死ぬほど沸いてくる。一方で「ビジョン」「明るい未来」を描き指し示す人が少ない。自分もつい批判ばかりしてしまう。批判より代案。代案に加えてビジョン。

誰も願わない未来は絶対にやってこない。さあどんな未来がお望みだ?

2009年9月14日

「しんぼる」観てきた。
以下読まなくていい感想




2009年9月10日木曜日

2009年9月10日

今回のiPodの新ラインナップって、すごく綿密に「iPhoneと競合せず、むしろ補完しあう」っていうのを根っこに据えて機能とかあれこれ計画されている感じがする。
classicの「容量」、shuffleの「手軽さ、ポータブルさ」、nanoの「独自機能」。どれもおそろしくコンセプトが明快。かつ、iPhoneで不満を抱く可能性のあるところを補完するようなものに思える。
これだったら小売店の人は非常にセールストークしやすいだろうなーと思う。

touchにカメラがつかなかったのはちょっと予想外だったけど、これも多分iPhoneのパイを食わないようにしつつiPhoneはいらないけどゲームしたいとかそういう人を取りこぼさないようにっていう位置付けなのかな。

touchがらみでゲームをやたら押してたけど、カメラや3Gネットワークなどがないtouchには機器単体で成立するコンテンツがのぞましく、一番キラーになるのは必然的にゲーム、ってことで。裏返せばゲームくらいしか楽しめない/楽しませるコンテンツがない、っていうふうにもとれる、かも。

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http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0909/09/news103.html

auってなんかここんとこ、昔デザインケータイなんてもので売れる経験をしてしまったために、その呪縛から抜け出せなくなってる感じがする。

携帯電話って、手元にある携帯端末は所詮「端末」で、「サービス」のほうもひっくるめて成り立つものだから、本当ならサービスから端末まで設計してはじめてデザインと呼べる気がする。

たとえ深澤直人が端末のガワを作ったとしたって、それはどっかのデザインなんたらが大好きな人とかは喜ぶだろうけど、それが産み出す価値の差異って普通の人にとってどれほどのものだろうか、と。
結局その端末上で展開されるサービスに魅力がなければ、仏作って魂入れずって感じで、普通の人を振り向かせるには弱いんじゃないかなー、とか。なんかそんな事を思った。

2009年9月8日火曜日

2009年9月8日

http://www.asahi.com/national/update/0906/TKY200909060235.html

こ れ は ひ ど い

2009年9月7日月曜日

2009年9月7日

http://business.nikkeibp.co.jp/article/nmg/20090903/203964/

「囲い込む」ってそういう意味だっけ?
googleにしてもみんな「囲い込み」的なことはやってると思うんだけどなぁ…。
まあ多分言葉の受け取り方の問題なんだろうけど。

しかし「○○は終わった」とか安易に書けるあたりが、なんかある意味不思議。

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ふと興味が沸いて、アレックス・カー「犬と鬼-知られざる日本の肖像」っていう本を図書館から借りてきて読んでいるのだけど、なんか色々考えさせられる。

思っている以上に、自分自身が自分の国の政治家とかがどういう事をしてたのかとか正しく把握してなかったり、よく考えると実は「ええっ?」っていうことを素直に受け入れてしまっていたのかも、っていう話が多くてちょっと驚いたりしている。
そして視点さえ変わればこれだけのものが見える、という事でもあるんだよね。

金融のお勉強がらみでも思ったけど、好む好まざるに関わらず、海外の人の視点・視座やベースになってる考え方とかあれこれ知っといたほうがいいんだなー、ということを妙に痛感する今日この頃。

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本当に、近所にまともな図書館さえあれば、本なんてほとんど買う必要ないな、というのを実感。
あとは電子ブックリーダとか普及して、色々な紙上のものが全部データになってほしいし、音楽も本当にさっさと全てのカタログをDL販売開始してほしい。自分にとっては未来はそっちにある。

しかし待っててもどうせ進んでいかないだろうし…なんとか時計の針を加速できないものか…

2009年9月6日日曜日

2009年9月6日

ふと興味がわいて金融関係の勉強なども始めてみた。
なんかわかってくるとちょっと面白いなーこっち方面も。まあもともと数字眺めたり分析したりみたいな事自体は嫌いじゃないからな。これを商売にすることは絶対にないけど、知ってると知らないとではなんか色々なものが違って見えるんじゃないかという予感がする。

あと、日本の株式市場で外国人投資家って結構日本の株の売買やってるんだなー、というのを数字で把握して結構驚いたりした。

知らないことだらけだなー。面白いなー。

2009年9月4日金曜日

2009年9月4日

「ジャーナリズム」とかいう視点に立つならば、そもそもコンテンツが特定のスポンサーからの広告収入を背景に成立する、ということ自体、中立性だなんだの観点からあかんわけか。

報道系メディアに広告を出す場合は、その広告が自社の批判記事とかと一緒に掲載される事を覚悟の上で出すべきだろうし。ていうか、広告は「そこをお借りして出させていただいている」立場として、メディア側が上に立っている状態じゃないとなんかおかしな事になるよなー、とか。

…となると、まあ、企業としてはちょっと出稿しづらい媒体になるわけだから、まあ、Web上の報道系メディアははやいとこ無料+広告モデル抜けないと「中立な報道」は維持できなくなっていくわけですかね。

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Twitterがbuzz期に入って、
ここからわんさとTwitterマーケティングとかなんかそういう話が増えるんだろうなー
そろそろTwitter疲れとか、「あの頃はよかった」的な話が出てくる頃。

…あ、そんな時代にちょっと便利そうなサービス思いついたのでGAEとかで作れるか実験してみよう。

2009年8月23日日曜日

2009年8月23日

【ささやかな思いつきシリーズ】
・テレビの番組録画予約するときに、「あ、あの人もこの番組見たらいいんじゃね?」と思ったら、その人のテレビにも勝手に録画予約しておける、そんなソーシャルな録画機能つきテレビ。

2009年8月9日日曜日

2009年8月9日

最近ははてブのホッテントリ眺めるよりも、唐突にStumble uponのStumble!ボタンを押して、出てきたサイトを眺める方が面白い。
サイトが古かろうが見た目ダサかろうが、面白いものっていうのはずっと面白いし、これを最初に登録した人は、何にウケて登録したんだろうとか想像するのも楽しい。

こういうものを眺めていて思うのは、はてブのホッテントリとかRSSフィードは「今」にフォーカスが当たりすぎているなー、ということ。それは別に悪い事ではないのだけど、更新日時が古くても自分にとって面白かったり新しかったりするものってあるんだから、それを見逃すのはなんか悔しいよなー、とか、そんな事をふと思った。

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ただ、そうやって古いものを発掘したりしてると、人と共通の話題が作れなくなっていくんだよね。最新の情報というのは、同じ時期にたくさんの人が見るからこそ、「共通の話題」としての価値が出てくる。
埋もれた良質な何かをみんなで発掘しつつ、それを世間(自分の所属するコミュニティ、の意味での)の「共通の話題」にするとかできたらまた結構面白いとは思うんだけど…まああまり現実的な話ではない。

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自分のコンテンツを「写真」とか「イラスト」とか「音楽」とかに特化した外部サービスに置いたほうがいいなーと思うのは、そういった特化したサービスのほうが、必ずUIの面でもサービスの設計や露出の部分でも、特定のものに特化している分優れたモノになりやすいはずだから。
とはいえ当然特化してるクセにダメなのもあるけどさ。

2009年8月8日土曜日

2009年8月8日

浴衣を着た女性は、浴衣の制約のために歩き方が普段とちょっと変わる。ちょこちょこと小股な、なんか「可愛らしい」歩き方になる。

女性の服って、設計上、それを身につける女性が美しくなるように、モテるように、っていう意識が必ず働いていて、それは昔から今までずっと変わらないと思う。

つまり昔の日本人のは、ああやってちょこちょこと歩くあの雰囲気・所作に「美しさ」を感じていたのかもしれない。

あと、着物って胸とかお尻とか、わかりやすいセクシャルなシンボルをアピールする事は全くなく……というかむしろそれは隠す設計になっているし。

色々今と比較してみると、旧来の日本人の価値観って面白い。
し、現代の「萌え」とかのあれこれにつながる何かを感じる。

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「考えなしの行動?」を読んで、ああやっぱり自分はこういう視点、思考、解法が好きだ、と思った。
「設計」の意味でのよいデザイナになりたいもんですほんとうに。

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コンテンツっていうのは同じ種類のものがある程度の量ひとつの場所に集まってこないとパワーがでないものかもしれない。テキストサイトが流行ったのもやっぱりReadMeみたいなサイトあってこそ、だった気もするし。どうやったらそういう「場」を作れるか。That is question.

2009年8月3日月曜日

2009年8月3日

soundcloudを使ってみたらUIが非常によくできてて気持ちよかった。たとえば曲のファイルをアップしている間に曲の情報を書いて埋めておくことができたりとか。

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やっぱりWeb上でのサービス的なものを作る上だと、汎用性とかあれこれ考えると、FlashよりJSのほうがUI構築には何かといいなー、という気がしている今日この頃(今更

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とりあえず今年後半の主な課題はPythonとJSという方向で。

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soundcloud使ってても、pixivやmixiやtwitter、ニコ動とか使ってても思うけど、もう本当に個人でHTML書いてFTPでうpして趣味の個人サイト作る、みたいなのってとっくに時代遅れなんだなー、としみじみ思う。
だって絵を描いたらpixivにうpしたほうがずっと面白い事がおこる可能性があるし、日記だったらmixiとかtwitterとかに書いたほうが面白いし、閲覧者的にも負担が少ない気がするし。

そうやって自分が色んなサービスの上に細分化されていって、あとはその断片をががっと集めたものが私のホームページ、みたいな。

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そういえば音楽向けだとpixivやニコ動みたいないい感じの「とりあえずここにうpしよう」な場所がない気がする。myspaceもmuzieもnextmusicもなんかぱっとしないからなぁ…なんかほしい。

あとは、仕事用の個人/企業サイトとかももう作るの正直めんどいし、頑張って作ったところでそこまでの効果も見込めないから、ポートフォリオ+Blog+仕事受発注もあり得るSNSみたいな感じの、人/企業をプロモート&交流できるような、そういうなんかデファクトスタンダードな場が欲しい。

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FriendFeedのミニビューワ作った時も思ったのだけど、

・ぱぱっとページ上のいらないところ消したりユーザCSS書いたりできてその設定を保存できて
・ウインドウ枠とかできる限りなくすことができて
・タスクバーに何も表示しないでfaviconをタスクトレイに表示するようにできて
・ページ全体を縮小表示できて
・数分ごとに自動更新とかさせることができる

みたいな、ウィジェットモード搭載のブラウザが欲しい。
主な用途はネットラジオきいたりとか、twitterみたいなもののクライアントとして。
探したらあったりするかなー。

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動画は見てるとほぼ他の事ができなくなる。だからつべとかニコ動の形で正しいと思える。
音楽はわりと「ながら」で聴く。
なのにわりと音楽系のサービスサイトって、ずっとサイト見てる前提で作られてるところ多いんじゃないか?「ながら」で聴く事を前提として設計してはじめて音楽っていうコンテンツが活きてくるんじゃないか?

っていうふとした思いつき仮説。

2009年7月31日金曜日

2009年7月31日

今ふと脳裏をよぎった言葉:「バーチャルWebプログラマ あい 17歳」

…なにかの病気ですねわかります。

2009年7月29日水曜日

2009年7月29日

宗教っていうのは、ある程度思考を強制してはじめて力を発揮する。逆境を「試練」として肯定的に受け入れさせたり、不幸を「罰」として受け入れさせたり。

…仏教だとか神道だとかいったスタンダードな宗教が強い力を持たないこの時代を背景にしてみると、「カルト」的な宗教団体にどっぷりはまる人っていうのも、まあなんか、納得できるような気がするなー、という、そんなふとした思いつき。

2009年7月28日火曜日

2009年7月28日

http://jp.techcrunch.com/archives/20090726are-apple-and-the-music-labels-mixing-holiday-cocktails-on-the-tablet/

なるほどねー。「タブレットPC」じゃなくて音楽/動画プレイヤーやフォトフレーム、電子書籍ビューワ的なものをまるっとまとめた「マルチメディアプレーヤ」をメインコンセプトにしつつiPhoneアプリ的なガジェットなども使えるような多機能デバイス、とかだったら、ラインナップ的にアリな気がするね。これなら他のものとも競合しにくい。

2009年7月27日月曜日

2009年7月27日

「プロ」のライブを見て、
演奏者から舞台演出、PAまで含めて完全なプロの仕事を目の当たりにして、
ふと、CGMプラットホーム、ってやつは、クリエイターをどこまで「育てる」ことができるのか、っていう事が何となーく気になったりした。

育てるプロの助力があってはじめて大きく育つことのできる才能の原石っていうのも、やっぱりあると思うわけで。
さーて。

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本当に、頭は使ってないとすぐに錆びるもんだなぁ…
どれだけ頭使えそうな仕事か、っていうのも気にした方がいい気がしてきた。

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http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/1433

政治家の欲望が「議員として当選すること」であると仮定すると、いかに得票数を多くするか、が重要になる。とすると若者より老人、中小企業より大企業、弱者より強者を重視したほうが現状では戦略として正しいことにはなるね。
確かに若者がもっと選挙に行くようになるなりして、選挙の結果に影響力を持たないと、若者にとってありがたい政策とかは出てきにくい気がする。逆に言えば、政治家にとって当選するのに重要な人々だと認識させることができれば、政治も変わる可能性がある。

日本で政治におけるインターネット活用が進まない事とか、あれこれみんな政治家が高齢者層をメインターゲットに据えているから、とか仮定して考えてみると、色々面白いものが見えてくる。

政治家も結局は人なので、もしその人達にこちらの願うように動いてもらいたかったら、こちらからその人達が嬉しくなるような何かを提供するのが早い。なるほど。

2009年7月25日土曜日

2009年7月25日

http://jp.techcrunch.com/archives/20090724report-the-large-form-ipod-touch-apples-tablet-on-track-for-early-2010/

AppleのタブレットPCとか出るのかなー。どうなんだろうなー。
iPhone大きくする方向だったら、iPhoneのために組み上げられたUIかなり書き直しになるしアプリ作ってる人とかも作り直しなの?とか。
MacOSX動かすとしたら、OSXのマウス/トラックパッド前提のUIどうすんだろうなー、とか。
いまいち綺麗な収束ポイントがみつからん。


http://d.hatena.ne.jp/GiGir/20090725/1248475955

個人的には、ニコニコ実況は、人さえ集まればすぐ面白くなってくると予想。もちろん見る人やコンテンツによる向き不向きはあると思うけど。たとえば某エンドレスエイトとか、これのコメント見ながらみたらめっさ面白そうだ…と思ったので、試みに昔買ったちっこいテレビを、PC付近に設置してみたりした。

あと、このサービスで重要なのは、「リアルタイムで見る」という事の価値がぐっと上がるところ。
これがあることで、「録画してみる」よりも「リアルタイムで見る」ほうが面白くなる人がたくさん出てきたら、多分番組のスポンサー的にも嬉しいことになると思う。だってCM飛ばさずに見てもらえるし、CMの反応も見ることができるわけだし。
自分がCM作ってる側だったら、絶対CM放送されるタイミングでここ見たりして、反応とか評価とかスルーされっぷりとか見たりすると思うし。

とりあえず今後どうなっていくかを生温かく見守っていく所存なのであります。

2009年7月22日水曜日

2009年7月22日

Adobeは最近なんか「夢」を見せてくれないなー、ということをふと思った。
それはまあ、自分が単に年をとっただけかもしれないけど。

なんかね、Adobeになって規模が大きくなって、なんかMacromedia時代の軽快さがなくなったような気がする。もしもMacromediaがMacromediaのままだったら今頃どうなってたかなー、ということをね、ちょっとだけ最近考えてしまうのです。

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最近音楽作りの趣味が活性化してて、FL Studioっていうソフトをメインに使ってるんだけど。なんかいいんだよねこのソフト。使い勝手のよさもさることながら、プログラマ趣味とかがプログラムに堂々と反映されてたりとか、公式フォーラムでプログラマとかが直々にあれこれ答えてくれたりとか、作り手との距離がちょっと近くて、かつ、いつも期待に応えてくれる感じが何気にすごくよかったりする。
あんな作り方できたらなー、と思う。

2009年7月20日月曜日

2009年7月20日

唐突に「ARコード」っていう言葉が思い浮かんだ。
よくあるARのマーカにQRコードみたいなやりかたで情報を埋め込んで、そのARマーカを撮ると埋め込まれた情報をもとに何かが描画される、みたいな。ハイブリッドな感じの何か。

たとえば自分のARコードに名刺画像を紐づけておいて、ARコード対応カメラでARコードと一緒に写真に写ると、ARコード部分が自分の名刺に書き換わった写真が撮れる、とか。

ARコードに埋め込むのは描画するオブジェクトの内容を指定したファイルのURLってことにするとかして、あれこれ標準化とかできたら意外と面白そうだなー、とか思ったり思わなかったり。

2009年7月13日月曜日

2009年7月13日

iPhoneが手元に届いてから2日目なのだけど、なんかわりと色々頑張らないといけないデバイスだなー、と思った。アプリとか入れてもわりとすぐ飽きるし、基本機能の使い勝手もそこまでいいわけじゃない。実用品になるまでには自分のスタイルとかに合わせてがんがんアプリ入れたりしてチューンナップしていかないといけない感じ。
…日本市場向けに、はじめからtwitterとmixiと産経新聞とその他日本人が好きそうなアプリ一通り入れたパッケージでも作ったらええのに。もしくは、iTSでアプリパッケージとか作ればいいのかな。

タッチパッドはまあ予想通りだけど、マウス操作とちがってポインタがない分、どうしても操作ミスが多い。
キーボードは間違った文字ついつい入力してしまうし、あとはゲームやってて思ったんだけど、結構ふとした時にさわってしまって誤操作とかしてしまったりとか…
このへんは慣れの問題なんだけど、もう一歩進化してくれると嬉しいなー、と思った。

タッチパッドは、色々なタイプのUIを組み込む上ではすごくいいシカケだけど、何かほんと、操作してる感をUI側でしっかりフィードバックしないと、すごい操作してて不安になる。その辺ちゃんと設計しないとアカンねこれ。ある意味インタラクションとかで悩んだFlashな人の活躍の場としては確かに最適なのかもしれない。

2009年7月10日金曜日

2009年7月10日

前にどっかで書いたような気がするけどただのメモ日記なので重複上等。

フェスとかにはそれなりに人集まってる割には、ライブハウス方面の盛り上がりについては現在微妙らしく。原因のひとつと言えるかもしれないのがチケットノルマ制。ライブハウス側としてはリスクがなく、お金払ってでもライブハウスでライブをしたいというバンドも多数あるのでニーズもあり、そこでビジネスとして成立してしまっている。
そういう仕組みだと、バンドもハコ側も集客の必要がない。だってそこにお客さんがいる必要ない。まあカラオケボックスを時間貸ししているようなものだしね。それはそれでビジネスとしてはアリだとは思うけど。

作り手演じ手が多くなると、その作り手とかに対してのビジネスのほうが安定して稼げるようになっちゃう事ってあるんだよね。myspaceとか見てると、CDプレスとかマスタリングとか、ミュージシャン相手の商売するには最高の場所だと思えてきたりする(し、実際そういう事やってる企業とかをよく見かける)

ただ、「文化」として考えたらこれはダメだろうと思う。お客さんの事考えて何かしてなければ、そりゃ人も集まらない。人が集まらなければお金にもならないしそこに夢もない。関わる人がみんな疲れていくだけだろうなー、と思う。

…という、そんな背景からかはたまた単に関わってる人が苦手なだけか、ライブハウスのライブ情報ってハコのオフィシャルサイトにも不十分な情報しかあがってなかったりということが多かったりとか。何か色々とできることのありそうなジャンルだなー、ということを、ちょっと前に頑張ってバンド活動してる後輩に聞いて思ったりしている。

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重複上等ついでにちょっと古いネタのメモが出てきたので書いておく。

なぜユーザー参加型サイトは人気になるとつまらなくなるのか
http://d.hatena.ne.jp/watanabi/20090410/1239378195
ユーザー参加型サイトの人口増加に伴う質の低下について
http://d.hatena.ne.jp/DCasakura/20090414/p1

芸人の有吉弘行が、アメトークだったかで「ブレイクするっていうのはバカに見つかるっていうことなんですよ」って言ってた、なんていう話を以前どこかのサイトで見たんだけど、言い得て妙というか。

これは分析、ではなくて感覚レベルの話だけど、ブレイクするより前にそのジャンル/サイト/アーティストを見つけてる人って、色んな意味で「濃い」「鋭い」「面白い」人が多い気がする。
「ブレイク前」の何かを見つけるのって結構しんどいもので、情報感度が高いとか、嗅覚がするどいとか、そのジャンルを深く愛しているが故に色々知ってるとか、何かしらの情熱だのセンスだの情報力だのがないとブレイク前のものになんて容易には到達できないわけで。

たとえばWeb界隈だと優秀な人とかすげーって言われるような人って、情報が異様に早いしどれが面白そうか、みたいな嗅覚も鋭い。
最近になってかなり広まってきてるTwitterなんかも、できてすぐくらいの段階で使いはじめてたりする、とか。

たとえばVOCALOID界隈なんかのイラスト見てても、やっぱり初期のほうが「密度」が高かった印象がある、とか。

たとえばちょっと前に見たドキュメンタリー映画「Helvetica」でも、Helveticaという書体の流行の変遷は
  1. 初期:これまでの書体に不満があったり、より新しいものを求めていた感度の高い、センスのよい人に使われて、話題になる
  2. ブレイク後:とりあえずHelvetica使っていればかっこいい、という流れ→Helveticaが印刷物にはん濫
  3. 後期:低品質なものの乱発でさすがに飽きられる
  4. その後しばらくして:再評価
っていう流れだったらしい、とか。

多分他にも似た流れのものは山ほどあるはず。

ブレイク前に集まるのは「濃ゆい人」だからこそ、ブレイク直前くらいの頃って特に濃ゆい、面白い事になりやすいと思う。で、ブレイク後は「ブレイクした事ではじめて知りました」という人が入ってくることになるんだけど、そういう人は初期の「濃ゆい人」に比べるとどうしても「薄い」人が多くなる。ゆえに全体的に薄くなっていく=初期を知ってる人からすると「つまらない」と感じるような状態になってくる。

流行り廃りって言うのはどうしたってこういう流れになるものだと思うし、それはもうなんというか、しょうがないことなんだろうな、と。たぶん、みんなが「最近ここつまらなくなってね?」と思ってる頃には、濃ゆい人達は次の面白いものを見つけているんだろうなー、と。

twitterの次はなんだろなー。

2009年7月8日水曜日

2009年7月8日

http://wiredvision.jp/news/200907/2009070821.html

とりあえず、これほど携帯電話にカメラがついてる日本で、コンデジは死んではいないわけだし。機能なり使い勝手なりなんなりで差別化していけばいいだけだろJK。「終焉」とか煽りすぎ。

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Appleの強みは質の高いものをぐっと絞ったラインナップで提供するところ。
Appleの弱みは質は高いけどぐっと絞ったラインナップでしかものを提供できないところ。

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逃げるが勝ち、とはよく言ったもんだな、と思う。逃げるのも立派な戦略。

2009年7月6日月曜日

2009年7月6日

http://d.hatena.ne.jp/kawango/20090706/1246835261
http://d.hatena.ne.jp/gamella/20090704/1246641128

少人数って危険ですよね、って最近よく思う。
フリーランスとかで、依頼を受けてやるのは全然問題ないんだけど、自分のアイディアで何かを作る時って、絶対なんか変な先入観にハマったりとか、自分基準の面白さにとらわれたりする。

昔いた職場に、漫画の編集者やってた人がいて、つい最近飲んだんですが。某漫画家がオンラインで漫画直接売るっていう話についてこんなこと言ってた。
「あれはうまくいかないよ。だって編集者いないんだもん」
要するに、他者の目がない状態でモノ作ると、世間のニーズのない変なもの作っちゃったり、ビジネスとして成立しないモノ作ってしまったりするよね、という話。

あと、昔音楽サークルにいた時に、後輩がエレクトロニカ系アーティストについて「ニカ系の人って、一人でやってる人だと、変態的に狂ったモノ作るんですよ。それはそれで面白いんだけど、やっぱり長く聴けるのは二人以上でやってる人のものなんですよねー不思議と」みたいなことを言ってて、それが妙に印象に残ってる。

少人数がいいのって、固定費かからなくていつでもやめられるとか、小回りきくこと。でもそれでできなくなることもたくさんあるし。どんなやり方でも一長一短あるだろうなー、と思う。

っていうか、成功する時は何人いたって成功すると思うんだけどね。そこにセオリーがあるとしたら、もうすでにどの企業もそのカタチになって、どの企業も成功してるはず。

2009年7月5日日曜日

2009年7月5日

biblioのキーボードの発想は面白いなー、と思う。
とりあえずなんでもできるようにしとけっていう、まあ、スマートな発想ではないけど、「どういうものを使いやすいと思うか」っていうのは人それぞれ、かつ、PCみたいに好きなものに勝手に換えるというわけにはいかない携帯電話の場合は、こういうアプローチもアリだよなー、と。

…携帯テンキーな感じで持ったときに、画面表示とボタンの表示位置の関係が直感的でなかったのがちょっともったいなかったけど…

でもwi-fiでezweb見れるとか色々面白い機種なので、値段がこなれてきたら機種変してみたい。

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iPhoneがゲームのプラットホームとしていいところは、画面サイズとか操作方法とか、ハードウェアの基本的なところがきちんと統一されているところ。これはほんとにバカにできない。たとえばゲームボーイが、操作方法もCPU速度も画面のサイズやリフレッシュレートも違うバージョンがあったら、ゲームの企画とかあれこれ考え直さなきゃいけなくなる。同じ条件で遊ぶからゲームとして成立する、そういうゲームもある。

昔携帯Flashでゲーム作ってたときに思ってたけど、機種によって操作方法とか画面サイズとか、入ってるFlashのバージョンとかあれこれ違うと、一番非力なものに合わせたり、それぞれの機種向けにカスタマイズする必要があったりして、かけるコストのわりに一番つまらないカタチに落ち着かざるを得なくなる、そんなことが非常に多かった。

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http://fladdict.net/blog/2009/07/touch-screen-and-rollover.html

ちょうど全く同じ事を昨日考えてた。
biblioを試してた時に思ったんだけど、タッチパネルって、「マウスオーバー」がないので、なんかいまいち自分の操作に自信が持てないというかなんというか。指って「面」で押すのもあって、ちゃんと狙ったところをクリックできる気がしない。
操作する上であると嬉しいフィードバック(ボタンを押した感触とか、マウスが動いててマウスオーバー時に「ここでクリックでOKよ」っていう見た目になるとか)も不足してる。

液晶を若干柔らかくするとかして、圧検知とかのセンサ加えて、「触れる」じゃなくて「押す」がクリック動作になるとか、ペンタブのペンみたく接してなくても近い位置に指があると座標のポインタ表示されるとか、何かもう一歩使う人に優しくできるんじゃないかな、という気がする。

2009年7月3日金曜日

2009年7月3日

STUDIO VOICEが休刊だそうで。
時折ものすごくツボな特集組んでくれる雑誌で、いつも本屋に寄る時はかならず特集の内容をチェックしてました。

雑誌っていいんだよね。情報が適度に限られつつ集まってて。

情報って、一定の分量を超えると情報の元になる側も、情報を受け取る側も不幸になる、そういう分岐点みたいなものがあるように感じてる。たとえば音楽の情報を例にとってみる。ライブがあるとかCD出るとか、アーティストインタビューとか、情報量が増えれば増えるほど嬉しいかと思いきや、情報量が多くなりすぎると、情報の受け手はすぐに限界に達してしまって、取捨選択ができなくなり、最終的に関心を維持できなくなる気がする。そうなってしまうのは、音楽を提供する側にとっても音楽を受け取る側にとっても不幸なことだと思う。

雑誌って、紙のコストとか、顧客が支払える金額とかいった制限があるので、ページ数や情報量は必然的にある程度のところで限られる。限られた中に、できるだけたくさんの読者が喜んでお金を払ってくれるだけの情報を掲載しようとするので、濃度、密度みたいなものを必死に高めないといけなくなる。そうしないと媒体としての価値が上がらない。そういう「圧力」が自然とかかる。結果、非常にいい密度と情報のサイズにまとまりやすいと思う。

一方インターネットって、無尽蔵に情報をアーカイブできるし、発信のコストも低いし、ページという制限もない。だから、いくらでも情報を出したいときに出せる。速報性とか色んなメリットもあるけど、情報量が増えすぎたり、密度が薄まったりして、簡単に情報量が受け手の許容量を超えて爆発しやすいというデメリットも大きいと感じる。

願わくは休刊廃刊になった雑誌等の編集者の技能、才覚が、Webで発揮できるような未来があらんことを。
情報発信の手段としてBlogがまず筆頭に出る、そういう状況は、個人的には正直そろそろ終わりにしたい。

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GmailでGoogleが「消さずにアーカイブ。後で検索でおk」って言ってたけど、その通りにすると検索時にノイズがひどくて使い物にならない、っていうね。後で参照することのない、要らない情報はさっさと消すに限る。

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なんて言ったらいいのか、Blogが出てきたときに「あー、日記ね」っていうふうにとらえたのって、ものすごく的確なとらえ方だったんじゃないかな、ということを今日ふと思った。
日本の場合、2ちゃんねるとか古くはniftyフォーラムとか(見た事ないけど)、「議論する」みたいな事をする場所ってわりとちゃんとあるんだよね。かつ民族性、的なところで「俺が言った」ということを主張したりするのを好むわけでもない。

としたら、個人単位で時系列で何かが書けるという枠組みを提供されたら、それは日記として使うのが一番しっくりくる。んで、日記なんてそんな他人の日常見て面白い事なってそうそうなくて、近しい人の日記見せ合いたければSNSのほうが枠組みとしては適切。

Blogというフォーマットでコンテンツとして成立するのは、せいぜい有名人が書く日記くらいだな、と思ったら有名人ブログは確かに人気になっている。Amebaの目の付け所はさすがとしか言いようがない。

なんだかんだで日本のWebは独特な最先端を突っ走っている。
っていうどうでもいい日記。
を書くには確かに本当にBlogって便利だなー。

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http://it.nikkei.co.jp/digital/news/index.aspx?n=MMITew000003072009

あー、なんかちょっと色々誤解してた部分がすっきりした。

つまり、コンテンツの「価値」がなくなる、っていうことじゃなくて、競争原理に乗っかったら「価格」の下限がゼロになるぞ、ってことね。
旧来のメディアでは製造原価とか流通コスト等があって価格は「ゼロ」にまで下がることはよほどの事がない限りなかったけど、ネット上では流通コストもないので激しい競争に晒されればどんどん「価格」はゼロに近づいて行かざるを得ないし、実際ゼロになることもある。

だから戦略としては、価格で競争しなくちゃいけなくなるような競争の激しいところに行かないこととか、価格ゼロのものをうまく広報等に活用して別の何かで収益をあげるとか、「ゼロになりうる」ことを視野に入れて考えなきゃいかんぜよ、と。

2009年7月2日木曜日

2009年7月2日

前にもちらっと書いたけど、iPhoneアプリ市場って、なんというか同人市場とノリとかすごく似てる気がする。

-妙に手間暇かかってそうなコンテンツなのに、"アマチュア価格"なので安かったり
-どう見ても身銭を切ってるけど趣味だからOK、だったり
-たまにプロ的にそれで食べてる人がいたり
-たまに企業出展者がいて、その場ではある程度稼いでたり
-結局その界隈での知名度とかが売り上げに直結してる部分があったりなかったり

同人の面白さっていうと、好きなものが近い人とのつながりとか、作ったものに対するレスポンスとかファン?との交流とか、あとは元コンテンツに対する愛とか…?

「アプリ」でそのテのものってなかなか発生しにくいけど、プラットホーム側であえてそういう要素を入れ込んだりしたら……ほとんどの人は稼げなくてビジネスとしてはアレかも知れないけど、楽しくはなるかもしれないよなー、とか。いや知らんけど。

2009年6月28日日曜日

2009年6月28日

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/kawango/20090626/1246030883

エヴァ観てきたんだけど、なんというか、あそこまで狂ったもの(ものすごくいい意味で)作るのって、膨大な予算ないと無理だなー、と思った。

あと、この週末ラーメンズの公演とかも観てきたんだけど、会場ちゃんとしたところ押さえて、セット作って、スタッフ集めて…って考えると、やっぱりコンテンツ制作にはコストってかかってしまうものだなー、と、なんとなくコストとか試算してみて思った。

やはりかけられる予算が増えてはじめてできるようになること、っていうのはたくさんあるし、予算がなければやりたくてもできないこと、というのもたくさんある。

で、一定の規模以上の予算を集めるには、それがちゃんとビジネスとして成立してないと無理。
だからプラットホームを作る側がそこをちゃんと意識して、「ビジネスとして成立する」だけの背景を作らないと、強力なコンテンツはそもそもそのプラットホーム上では作れない、と。

テクノロジーの進化で制作コストが下がって個人であれこれできるようになるとか、インターネットのお陰で流通コストがゼロになるとか、それはもちろん個人レベルとか小規模での制作~流通の可能性を高めたりとか色んな可能性を拓いている。けど、だからって全部小規模個人レベルのコンテンツでOK、ということはない。というかそれは多分個人的には面白い状況だとは思えない。

2009年6月27日土曜日

2009年6月27日

http://d.hatena.ne.jp/kawango/20090626/1246030883


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ある公園に10人の大道芸人がいて、そこに1000人のお客さんがいたとする。お客さんはそれぞれ100円/日ずつ持っているとする。公園の管理主は芸人から稼いだ金額のX%のマージンを得るとする。
すぐ横でどっかの素人が同じように芸をしている。

…みたいな状況を想像してみると、なんか色々面白いかも。

・場を取り仕切るひとはお客さんを増やす方法、200円/日持ってるお客さんをどう増やすか考える。
 ・より人を集めたり、プレミア感を高めるためにはスター大道芸人がいるといいよね、とか。
 ・より稼ぐために、横でドリンク販売しようか、とか。
・芸人は10人の中でいかにぬきんでて、より多く稼ぐかを考える
 ・回収できるギリギリのラインで、衣装とか道具とかをいいものにしたり、芸を磨く時間を使ったり。

2009年6月25日木曜日

2009年6月25日

ブドウが酸っぱかろうが、土壌が悪かろうが、それを理解した上できちんと利益が上げられる目処を立てた上で動くならいいと思うのね。勝手に甘くなるエキスを作って注入するもよし、徒党を組んで品種改良を地主に要求するもよし。さっさと別のフロンティアを開拓するもよし。
土地の事もブドウの酸っぱさも地主の性格も理解せずに、戦略もなくなんとなく雰囲気にながされて「夢」を見ながら、気づいたらひどい状況に、っていうのはアカンで、っていう事だと思うんだ。

自分だって、プラットホームとしてのよくない部分とかを補える戦略がきちんと立てられそうなら特攻するだろうし。まあ、どう考えてももうレッドオーシャンなのでよっぽどの天啓的なヒラメキがないと趣味レベル以上の事はできないと思うけど。

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今考えたいのは、iPhoneとか特定のプラットホームに一点集中するとデンジャラスなのは目に見えているので、核を別のところに置きつつ、あらゆるSNSとか携帯電話とかをプラットホームにして成り立つような何か。

Appleが出張所としてSafariやiTunesをWindowsに送り込みつつ囲い込み作戦を敢行するなら、自分は作った何かの出張所をiPhoneとかOSXに置いてAppleに怒られないように密かに顧客を取り込みたい。

とか考えてたらなんかふとしたアイディア沸いたけど…どうなんだろうなぁこれは。

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http://fladdict.net/blog/2009/06/can-application-has-sociality.html

ゲームボーイで通信対戦とか、友達の家に行ってスーファミ、とか。ゲームだと「持ってる」事がステータスになって、友達の間でリスペクト(?)されてたシーンっていうのはあった、と思うけど…。


あー、一人が買うと、周囲にいる人がある機能を共有して使えるアプリ、とかだったら、ちょっとPRにはなるのかな。たとえばAさんが写真編集アプリとか持ってて、Bさんがその人にP2P通信で写真を送ると、編集されたものがBさんのところに返ってくるとか。Aさんのデバイスがそのリアル空間限定のアプリケーションサーバ化するイメージ。
ま、ファッションとかそういう方向とはまたちょっと違うけど。これはこれでちょっと面白いコンセプトかも。


あとは「世界で100台のiPhoneにしか入ってないアプリ」とか、まあそれっぽいことはできる気はするけど…あんま面白くはないか。

2009年6月23日火曜日

2009年6月23日

なんかふと思いついた事:iPhoneでもDSでも携帯電話でもなんでもいいんだけど、P2P的な通信でもって、中に入ってるアプリをその場で他の人に買わせる事とかできたら結構面白そう、とか。

もちろん代金は作った人に払われる。売った人にはアフィリエイト的にちょっとだけお金が入ったりしてもいい。リアル・アフィリエイトの世界がココから始まる(謎

2009年6月22日月曜日

2009年6月22日

・AppleのSafariも腑に落ちないけど、GoogleのAndroidも結構謎ではある。Androidの普及がGoogleにとってはどういう利益になるのか、っていうところが。

・Google的にはできるだけオープンなスタンダードを作ってそれが完全にスタンダートの位置を得た方が、「全ての情報を検索できるようにする」の世界を構築しやすい。Appleみたいにやや閉じた世界を作られると、Google的には嬉しくないだろうとは思う。

・というか、今は第二次ブラウザ戦争、みたいな状況なのかもしれないね。モバイル含めたブラウザをどうやって自身のコントロールできる場所に置くか、みたいな。

・ブラウザの重要度は今後も高まっていきそう→今シェアを獲得しようとするのは理にかなっている。自分でコントロールできるブラウザがあるかないか、また、そのブラウザがどれだけのシェアを持っているかで、今後のWebビジネス上の動きやすさって結構違ってくるんじゃないか。

・オープンソースであれば問題があったら手を出せるので、Firefoxなんかは「敵」にはなりにくいかもしれない。

2009年6月21日日曜日

2009年6月21日

http://d.hatena.ne.jp/kawango/20090620/1245529318

・特定のプラットホームにおいて、「キラーコンテンツ」を作るということは、そのキラーコンテンツが別プラットホームに移った時に、顧客をごっそり持って行かれる可能性を上げる、ということでもある。安定したプラットホームであるためには、ゲームでいうところのFFとかDQみたいな強すぎるキラーコンテンツなんてないほうがいい場合もある。
・iモードコンテンツがうまくいったのは、コンテンツ側が盛り上がることで、ドコモが「通信量に対する課金」の部分で儲けることができたため、プラットホーム側に「コンテンツ制作者が儲かるようにしたほうがいい理由」があったから。

なるほどなー

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コンテンツ流通販売において、同人誌とかその周辺って、実は世界的な最先端を突っ走っているんじゃないか仮説。

2009年6月20日土曜日

2009年6月20日

「は? たかだか電話に毛の生えたような通信手段程度に何夢とか見ちゃってんの?」ってかっこよくいえるおとなになりたいです。いいえ、うそかもしれません。

2009年6月18日木曜日

2009年6月18日

人間に限らず、生き物の根本的な欲求は「生きたい」だと思っている。
人の歴史は「生きたい」の歴史。「生きたい」が文化を創り、「生きたい」が戦争を産み、狂った「生きたい」が自殺を誘う。

「生きる」っていうのは、つまり自分がとにかく長くこの世に残ること。子供を作るというのは、自分の生命につながった生命を連綿とこの世に残すこと。全部たった一つの欲求がベースで発生しているものだと思う。

…えーっと。いきなり何言い出すんだこいつって話なんだけど。

何が言いたいかって言うと、たとえばBlogとかで自分の記録残したりするっていう行為を、そういう生存本能と結びつけて語る事ができるのかどうか、っていうことになんか唐突に興味が沸いた、ってことなんだけど。

Blogでも本でも何でもいいんだけど、何かを書き残すことで、書き残したものに「自分の痕跡」、もっと言うと、外部化した自分の生命、みたいなものを感じる事があるのか、と。それがあるとするならば、それは自分の子供と同じようなもの、と見なすことができるかもしれない。とすると、Blogとか日記とかでこうやってあれこれ書き散らすことが、生存本能に近い行動ってことになるかもしれない。

Blogとかで自分を外部に保存していくようなことをしている人は、生に執着が薄くなるとか、子供を作るのに積極的でなくなるとか、なんか、そういう影響が出たりするものなのかどうか。そういうことをふと知りたくなった。単なる好奇心だけど。

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人を喜ばせるとその対価としてお金をもらえる、とするならば、お金を稼ぐために考える企画はその時点で失敗している。

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ゲーム機がWi-fiでつながる、っていうのは、ただ遠いところにいる人とゲームできる、ってだけじゃなくて、大のオトナがゲームとかやんの恥ずかしい、とかみたいなキモチを持たずに楽しめる場を提供するのにも役立ってるのか。なるほど。

2009年6月17日水曜日

2009年6月17日

http://jp.techcrunch.com/archives/20090615the-missing-link-for-flash-on-the-iphone/

QuickTimeXでFLVが再生できるとかなんとか。
やっぱりAppleはiPhoneにFlashPlayerとか乗っける気ないんじゃないかな、とか思ったりとか。

ま、なんというか、FlashてそんなにApple的には「必要」なものじゃないし。
というか、Adobeが野心的すぎて、Flash動くようにすると、今後何されるかわからないし。
もしかしたらApple的にはAdobe AIRとか何かあんまし好ましいものじゃなかったんじゃないかとか思ったりするし。
Apple的には自分のコントロール下にないものは増やしたくないだろうし。
囲い込みとかにも役に立たなそうだし。
HTML5とかもあるし。

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Appleで今現在で一番腑に落ちきってないのが、SafariのWindows版を出している意味、なんだよなぁ…。

一応、これ出しとけば、Windowsで開発してるWeb制作者がSafariでのチェックを少しはちゃんとしてくれる=Macユーザ向けのWeb品質向上のため、とか
Safari使いやすいよ~、ってPRしてMacに目を向けさせる広告、とか
普段Mac使ってるユーザが、仕事とかでWindows使っててもブラウザは使い慣れたSafariにできて安心、とか
多少思いつくこともあるのだけど、どれも戦略と呼ぶにはなんかしっくりこない。

ブラウザは今後は一種のOSみたくなっていく部分もあるので、OSXのWindows出張所、と考えればなんかしっくりくる部分もあることはある。
たとえばAppleが、全PCユーザが使えるWebサービスみたいなものを作るとするならば、自身でコントロールできるSafariっていうブラウザがあるとないとでは展開のしやすさがだいぶ違うかもしれない。
…とりあえず、裏で何かが進行している予感がする。いやわからない。

2009年6月16日火曜日

2009年6月16日

id:kawangoさんのエントリとか読んでてふと思ったんだけど、
ある意味id:kawangoさんくらいの人がこうしてblogとかで考え書いてくれるって、すごい貴重というかなんというか。

普通に考えて企業のえらい人とか、いわゆる「トップ」の考えって、外に出しにくいものだと思うわけで。
だってそれって企業にとってすごい重要な「情報」だと思うし。仮に何か表に出てきているとすればそれはやっぱり一番大事なところは隠されてると思ってもいいんじゃないかと思うし。
それ以上に、企業のえらい人ってクソ忙しいはずなので、そんなBlog書いてるヒマなんてないんじゃないかとか。

だからハイエンドな思想とか思考って、直接的な声としてはWebには流れてこないんじゃないか。どっかの記者がうまく取材する、とかしない限り。

結局Webにある情報はある程度限られているし、Webにない情報やニーズ、知識や思想、思考をもっと積極的に発掘しないとあかんのだろな、とかなんかそんなことをふと思ったりなんかした。

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ブログで情報発信する価値って、大企業よりも中小企業やベンチャー、企業よりも個人、上流より下流に近づけば近づくほど相対的に上がっていくんじゃないか仮説。

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要するにここは底辺です。

2009年6月15日月曜日

2009年6月15日

http://d.hatena.ne.jp/kawango/20090615/1245039092

やはりid:kawangoさんの話は非常に面白い。


自分はとりあえず今時点でiPhone開発にはほとんど興味がない。
なんでかというと国内のパイがあまりに小さそうだ、ということと、「iTunes Store」がなんか好きじゃないから。

iTunes Storeって、Amazonみたいな「商魂」を感じない。
始まってからもう結構経つのに、いまだにiTunes Storeで音楽買うのってストレスフル。検索その他レスポンス遅くてタコだし画面見にくいし。iPod+iTunesという枠がなかったら絶対に使ってないと思う。

Appleの技術とセンスがあれば、ココを改善してもっと売り上げどんどん上がるようにするとか、サービスレベル上げていくことなんて、容易いと思うんだけど、なぜかそのへん全然進化していかない。かといって、外から買いやすくするために、アフィリエイトとかがんがん推し進めてるかというとそんな感じでもないし。

それはなんでかって、Apple自体の目的って、iPodとかiPhoneを売ることであって、音楽とかアプリを売ることじゃないし、音楽売るのもアプリ売るのも、結局は自分で売ってるハードウェアのおまけサービスでしかない、ってことなのかな、と。そんなことを思ってしまう。
じゃなければ単に、OSとかハード作るのは上手いけど、Webコンテンツ商売が下手、ってことだと思う。

そんなこんなでアプリのプロモーションとかの意味含めて、Appleって商品を預けるパートナー(とかえらそうに言ってみる)として期待できない気がしてて、その辺の意識の低さ?が承認プロセスの微妙さとかあれこれの問題にもつながってる気がしてて、iTunes Store回りに限って言うなら、要するになんか……好きじゃないんです。

じゃあAppleに期待できないから外で広報、となると、それってすごくハードル高いし。
たとえば欧米に進出しようとしたとして、単純に、どっかの雑誌とかにレビュー依頼とか、広告出してくれって依頼するのすら、自分にはものすごくハードル高いわけで。

仮に同じような機能のアプリをアメリカ人と自分が同時に作ったとして、ユーザの多い欧米でPRしようとしたら、広報の手段や文化とか色々理解のあるアメリカ人側に分があるのは目に見えている。自分が完全にアメリカ在住とかになって、同じ土俵で戦えるならいい。そうじゃなければそもそも戦ってる土俵自体が違う。

そんなことやってる暇があったらmixiアプリとかの事調べてるほうがずっと意味がある。……少なくとも自分にとっては。

2009年6月14日日曜日

2009年6月14日

非っ常ーに穿った見方をするなら、Appleの戦略って要するに「何かを作る人、感度の高い人の徹底的な囲い込み」ってことなのかなー。

Logicを買収した上でWindows版の開発を止めたこと、FinalCutProとかApertureとかいったプロ向けクリエイティブソフトをMacオンリーで作ってる事、また、それらを野心的な価格に設定していること。
もっと穿った見方をすれば、OSXをUNIXベースにした事さえも、全部その裏に「何かを作る人」を徹底的に囲い込もうという野心が見える、気がする。

「開発者」「クリエイター」みたいな職種の人って、総じてPCとかソフトとかいった制作環境に対しては投資を惜しまない。また、いわゆる「センスのいい人」っていうのは大抵お金も持ってるし、社会的な地位も高い可能性も高い。顧客としては理想的。価格も特にハイエンド方面はかなり強気に設定できる。そこを囲い込めれば、確かに強い。なるほど。

ていう穿った見方で色々見てると、iPhoneとかiPodとかiTunesとか、ほんとなんか色々考えさせられる。

2009年6月13日土曜日

2009年6月13日

アプリケーションにおけるデザインの重要性
http://fladdict.net/blog/2009/06/importance-of-design.html


個人的には、コンシューマ向けなアプリケーションって、「音楽」とか「ゲーム」に近いものだと思っている。要するに「試してみるまで価値がほとんど判定できないもの」だと。

ファッションもプロダクトも、見てさわって価値を予測しやすい。モノが先にあって、それにブランドとかいった「情報」もつければさらに価値を高めやすい。

一方でアプリケーションも音楽もゲームも、結局試してみた以降にようやくその人ごとの「価値」が定まるものだというのもあって、その本質的な「品質」が必ずしも「価値」に直結しない、ということがよく起こる。

事前に判定できるのは「○○が作った」とか「○○で話題沸騰」みたいな「情報」だけ。だからこそ、ある意味アプリケーションなんかは「ブランディング」「広報戦略」「作った人」が実はものすごく重要になってくる、と思ってたりする。

ゲームとか映画なんかは絶対的なリリース数も少なく、ちゃんと評価したり話題作りをするメディアがあるので、質と売り上げが割と相関しやすい。それでもやっぱり広告どれだけ打ったかとかに左右される部分も大きい。音楽方面見てると、すくなくとも現状では「質の高い音楽を作っていれば売れる」というのは幻想だと断言できる。

とかいったこと踏まえて。
個人的にはデザインの質(見た目とか使いやすさ的な意味での)とか、っていうよりも、いかに世間の見過ごされてるニーズとか「刺さる」ポイントとか、新しい価値観作るとか、文化作るとか、そういう目線でもって、どこまで戦略的にやっていけるか、みたいなところが大事な気がしてる。
そういう意味での「アプリケーションデザイン」、は今も昔も変わらずずっと大事だと思う。

普通に「競争」してたらそりゃ競争原理に乗っ取って価格はどんどん下がるにきまってるわけで。
いかに競争しないでいいところに行けるか、っていうのが大事。
AppleとかAdobeとかMSとか見てるとほんとそう思う。

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http://slashdot.jp/article.pl?sid=09/06/13/0546241
WindowsにIEバンドル販売がダメなら、なんでAppleがSafariとか何か色々他にも同梱して販売してるのはOKなんだろうか。

っていうか、OSインストールして、最初にブラウザ入ってなかったら…どうするんだろ。
結局各メーカーのPCでは付属ソフトにブラウザがついて、とかってなったりとか、何か色々と面倒だよねこれ。

ある意味、Windowsには必ずIE入ってる、っていうのが、作り手としてはありがたいところもあるわけで。
もしFirefoxで動かないサイト作っても、「IEなら入ってますよね? とりあえずそっちで使ってください」って言えるか言えないかって、結構重要なところだと思うのだけど。ブラウザがアプリ化しつつある昨今だと特に。

ヨーロッパ方面はIEシェア低いらしいし、いいのかなぁ。

しかし…誰が嬉しいんだろう。

2009年6月11日木曜日

2009年6月11日

モスがコロッケ販売。
http://gourmet.oricon.co.jp/66866/

ファーストフード店が惣菜的なものを売る、っていうのはよさげなアイディアかもしれない。

コンビニ以外の惣菜系のお店ってわりと閉まるの早かったりもするので、わりと遅くまでやってるモスで晩ご飯のおかずになりそうなものとか売ってくれたら、会社帰りとかにふらっと寄ったりしたくなるかも。

…というノリにするにはちょっとモスって入りづらい店構えのところ多い気もするけど。

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iPhoneは、もしBluetoothの折りたたみキーボードとか使えるなら、本当にポメラ的な位置づけで購入を検討してみたい。ていうか、そこまでできるようになればiPhoneて完全に「Apple版ネットブック」だな、と思う。

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iPhoneてほんと、プラットホームとして、ソフトウェア・ハードウェア双方完全に押さえきってるというのが恐ろしい。普通のMac+OSXだったらまだ自分でアプリ作るとかして何かする余地があったけど、iPhoneはほぼ完全に閉じている。アプリ追加できるといってもそれはAppleの審査を経由したもの。
仕組みとしてNintendo DSみたいなゲーム機のビジネス的でもあるし、iPodとかで培ったものの延長みたいでもあるし。なんか色んなビジネスモデルのいいとこどりしてるみたいな、そんな印象。

一見「アプリ売れるよ」とか「機器つながるよ」とか、ちょっと夢のあるオープンな場所にみせかけつつ、その実はAppleがノーといったらノー。毎年Appleが追加する機能に一喜一憂させられる。専制君主制みたいな世界。開発言語がObjective-Cなのも、開発者が他に行けないようにするために足枷をかけようとしているようにしか見えない。

iPhoneアプリはiPhoneでしか動かないし、iPhoneアプリとかにお金をつぎ込み始めると、ちょっと他の端末へは移りづらくなるだろうし。そうして忠誠心?の高くなった顧客が増えれば、多少スペックが世間的に劣っていても、多少高くても、前のよりよくなっていれば既存ユーザは喜んで買ってくれる。

昔から変わらないAppleのやり方、といえばその通りだし、常に競争のないところで一人勝ちしようとするあたり、毎度上手いと思うんだけど。

ていうかiPodだってそうだよね。PC上の音楽の管理をiTunesでするように強制しておいて、iTunes使うと便利に使えるのはiPodだけになるわけで。とにかく常に「いかに囲い込んで出れなくするか」を考えて、雰囲気とかで誤魔化しつつ見事に遂行する。

もちろん、それでちゃんと顧客が満足するようなものを作れるからこそ、そういうことができるわけで、そのモノ作りのセンスはすごく尊敬してるんだけど

…なんか苦手なんだよね、Apple製品て。

2009年6月10日水曜日

2009年6月10日

bleep.comで「BLEEP SHOWCASE」っていう期間限定のコンピレーションが出てたので買ってみた。11曲入りでなんと1ポンド。いわゆるお試しCDみたいなコンピレーション。
http://bleep.com/index.php?page=dynamic&module=compilationpage

ネット時代だからこそ、こういうのってもっともっとあってもいいんじゃないかと思った。
特にまだ名の売れてないアーティストなんかを、レーベル単位とかでまとめて○○ショーケースとか○○サンプラーとかって感じで売る。そういうのがあったら、音楽を探す人にとってもいいきっかけになるんじゃないか。気に入ればアルバムとか買ってくれる人も出てくるかもしれない。何もしないよりはずっといい気がする。

あと、実際に買ってみて「無料」じゃなくて「1ポンド」っていうその価格設定が、なんかいいなと思った。
無料で受け取ったものって、なぜか十分に愛着持てない気がする。たった1ポンドでもお金のやりとりをしてると、なぜか少しだけちゃんと聴こうという気になるし、売る側にしても「商品」という意識がちゃんと働くと思う。あとは、オンラインショップ的には「お金を払って買う」ことのいい練習にもなって、次以降買いやすいというのもあると思う。
0と1の違いは、思ったより大きい。

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最近、テレビをつけるのが億劫なので(プロジェクタをテレビ代わりにしてるので、つけるのが面倒、という)必然的にビデオとかも活用しなくなってきている。
アニメなんかはveohとかyoutubeとかで見てしまうことも増えた。youtubeを「ビデオデッキ」だと思うとこんな便利なデッキないよな、と思う。録画も勝手にやってくれて、検索もそこそこ便利にできて…。

なんというか、一週間とか二週間くらいでいいから、放送されたTV番組がネットとかで無料で視聴できたらいいのになと思う。で、気に入った番組、保存しておきたい番組があったら手元のレコーダに転送できるとか。そこは有料でもいいので。

いや、著作権とかあれこれの権利処理が大変なのは分かってるんだけれども。

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…っていうか、新しいiPhoneで外部機器がつながるようになったので、そこに外部キーボードつけたら、メモとかちょっとした物書き+メールくらいだったらそれで十分だよな、っていう。
そういう端末としてだったら購入検討してみてもいいかもしれない。
とりあえずコンパクトな折りたたみキーボード登場きぼんぬ。

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http://gc.sfc.keio.ac.jp/class/2008_26708/slides/11/
ドワンゴ会長の講義。これ面白い。
・googleとかのモデルっていうのは、ものすごく人を単純なものとして見てる。だから、ロボットとそんな変わらないし、実際にロボットに浸食されてる(スパムとか)
・「透明なプラットホーム」じゃなくて「色つきのプラットホーム」のほうがいい。
・任天堂は「色つき」だから勝てた。色があれば競争
・SONYは色のない、プラットホームに徹した形だったからXBOXと競合してる。
・「インターネットのディズニーランド」
・日本発の場合は、海外に出るなら文化ごともっていくのがいいんじゃないか
・googleで検索して見たページで消費する時間を超える時間を消費させることができるかどうか。
・フツーにやったらアメリカには勝てないよ
・ニコニコ動画は、全部世間の「逆」に行ってできたサービス。
・海賊版が横行してる世界で唯一うまくいってるのはオンラインゲーム。なぜならコピーできないから。
・ポケモンをアメリカにもっていくときもimodeも最初は懐疑的だったし、実際懐疑的に思ってた人の間では流行ってない。その下のジェネレーションの間でウケた。
・昔のネットのが濃かった。最近は自由であるがゆえに薄い。ネットでのコミュニケーションをもっと色々経験して考えるべき。出会い系やれ。

2009年6月9日火曜日

2009年6月9日

新しいiPhoneが、なんかやっぱり突き抜けてこない。
なんというか、追加機能も全体的にユーザやデベロッパからの声を元に検討しました、みたいな優等生的な順当な進化、という感じで、ちょっと拍子抜け。(期待しすぎてただけだろうけど)

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そういえば今回のWWDCでネットブックが出るんじゃないかとかの噂もあったけど、少なくとも今より小さい画面解像度のOSX搭載PCは出ないんじゃないかな、と思う。UI設計的に、「大きくしても大丈夫にする」のは比較的やりやすいけど、「小さくしても大丈夫にする」のは結構難しいので。

2009年6月8日月曜日

2009年6月8日

そういえば昨日近所のFrancfrancと無印良品にふらりと立ち寄って、やっぱり無印のほうが好きだな、と思った。無印良品は「生活」に意識が向いていて、Francfrancは「装飾」に意識が向いている。並んでる商品を見ててそんな気がした。今は「生活」のほうが好きだ。

2009年6月6日土曜日

2009年6月6日

Google waveは、もしかしたら、いろんなコミュニケーションのためにいろんなサイトとかツールの使い方を覚えなきゃいけない、っていうその学習コストを一気に下げてくれるかもしれない

メッセやるならメッセの使い方、メールやるならメールの使い方、と、PCいじるのにはとかく覚えることがたくさんあって、こういうの苦手な人にとってはPCっていうのは結構しんどいツールだと思う。
もしwave的なものが広まったとして、waveのインターフェースの使い方さえ覚えれば、色んなコミュニケーションがそこでできるとなれば、それっていろいろな敷居を下げてくれるかもしれない。もちろん、waveそのもののインターフェースが難解だったらだめだけど。

ああそうか、だからたとえば、これが普通のものになった場合、いわゆる「管理画面」がほとんどいらなくなるサービスも出てくるわけで、それはもしかしたらWebサービス作りを根本的に何か変えてしまう可能性もなくはないのかな。いやどうだろう。

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ホリエモンのブログに「商魂」っていう言葉が出てて、なんかこの言葉にピンときた。
なんというか、機を逃さない必死さとか、きちんとお客さん喜ばせてきちんと回収するとか、なんかそういう「商売人魂」って、Webサービス屋さんももっと意識して持ったほうがいい、のかもしれない。

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昨日の「無料で聴ける範囲が狭い」の話で思い出したんだけど、そういえば昔、流通してる音楽全てについて、試聴できるページをできるだけ完全に近い感じで検索できる「試聴.com」みたいなもの作りたいと思ってそのままなのを思い出した。
試聴ソースがあっちこっちに散らばりすぎだし、「聴いてみたい」と思った時とか誰かにお勧めしたい時に試聴ソース探す方法がGoogleか、もしくは今だったらYouTubeとか?っていうのがどうもね、っていう。
そういう意味でiTSてありがたい存在。あれで試聴時間がもうちょっとだけ長いといいんだけど。

今だったらむしろYouTubeに音源集めて試聴機、っていうのが色んな意味で効果的だと思うんだけど、公式でYouTubeに音源上げてるレコード会社も少ないしなぁ…。

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今日読んだ本に載ってた1940年くらいの頃の話:
アメリカで、ラジオが一般に広まる→放送でのレコード音源の使用料について著作権管理団体(ASCAP)と放送局側でもめる→交渉決裂→ASCAPの曲流せない→放送局側でBMIっていう著作権管理団体立ち上げ→ASCAP所属してなかった比較的マイノリティだった音楽とかがBMI側につく→新しい音楽にスポットライトの当たる流れがあったみたい。
http://www3.ocn.ne.jp/~zip2000/1942.htm

…なんかね、ある意味今ってすごいチャンスだと思うのね。特に今メジャーじゃないミュージシャンとか、JASRACめ…とか思ってたような人にとって。
お金と時間が死ぬほどあったらマジで著作権管理団体とか作って色々動かせるものなら動かしてみたいもの。

2009年6月5日金曜日

2009年6月5日

ファルコムのアレは、昔からJASRACに委託せずに自社で管理してたんだったら、MIDI界隈が意気消沈してたあの頃に同じ事やってたらかなりウケがよかっただろうな、と思う。ゲームのキャラなんかといっしょに同人OKにしてたら、東方くらいに何かが起こってた可能性はゼロじゃない。
今やっても正直ボカロや東方の後追いな感じでインパクトが若干薄い。逆にそうやって「先例」ができた今だからこそできること、であるのかもしれないけど。

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ひさしぶりにBrandnew-Jとか聴いたけどやっぱりラジオっていいね。iTunesで自分でチョイスしてると色々偏ってて飽きるし、新しい出会いもないし。たまに人の声とか入るのも案外ノイズとして悪くないし。
今日読んでた本で、ニューヨークでは100以上のラジオ局の電波が入る、なんて話があって、ジャンルごとの専門チャンネルなんかもあるらしく、そういう無償で聴ける範囲が広いっていうのはいいなと思う。
とにかく日本ってお金を払わずに聞ける音楽はものすごく限られてる印象。その辺なんとかならんもんかな。
そのせいかどうか知らないがpodcastもネットラジオも、国内にあまりいいのなくて聴いてるのは結局海外のばっかだしなぁ。

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なんか、著作権的には完全にアウトだけど、知り合いとの間で、1週間くらいiTunesのライブラリの一部が勝手に交換されるような、なんかそういうの欲しいな。

2009年6月4日木曜日

2009年6月4日

「サイマルラジオ」というのをふと見つけた。
http://www.simulradio.jp/

いいなこういうの。もっと色んなラジオが聴けるようになって、東京にいながら地方ラジオのファン、とかよくわからないものが生まれたりしたら面白そう。

……音楽業界界隈は、色々と悲観論的なものをとりあげてあれこれ議論したりため息ついたりしてるより、まずこういう頑張ってる人とか面白いサービスとかをがんがんピックアップして盛り上げたらいいのに。

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SteinbergがiPhoneからcubaseをいじれる、っていうコントローラをリリースしたのを見て、なぜだかしらないけど、あー、自由だなー、と思ったりした。

そこで関係ないことをふとおもいついたんだけど、ネット周辺の世界で一番「自由」なのは技術者を中心とした「つくるひと」なんだよな、と。何か気に入らない時に勝手に直すとか、欲しいものがあったら勝手に作るとか、そういうことができるのは技術者だけ。それができなければ、誰かの作ったものを気に入らなくても使い続けるか、使うのをやめるかしかない。けっこう不自由だ。

別に技術者を神のようにあがめたまえ、とは思わないけど、なんか色々「残念だ」とかそんな話してる暇あったらさ、近くにいる技術者がもっと色々やんちゃできるようにするとかさ、「こんなのあったら超おもしろくね?」とかwktkさせてるようなアイディアを注入してみるとかさ、何かやったらいいじゃんよ、と。

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絶望していいのはさんざん戦ってさんざん泣きたくなるような目にあいながらさんざんチャレンジし続けた奴だけだ。

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もしかしたら(作る人のモチベーションはアウトプットに響くものなので)技術者がハッピーになってない事がそのまま「日本のwebのレベルが低い」とか言われる状況に直結してるんじゃないか仮説(適当すぎ)

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日本の技術者はサブカル方面の志向の強い人多いんだからそういうサービスが多く作られるのは当然の帰結。エンジニア=知的エリートっていう世の中になればハイブロウ?なWeb世界ができあがるにちがいない。

2009年6月2日火曜日

2009年6月2日

夜の電車で急行から各駅に乗り換えて、乗り換えもとの急行電車を眺めてみると…ほんとみんな携帯ばっかいじってた。

これが携帯のない時代だったら、果たして彼らは何をしていただろう…と考えてみると、音楽とか本っていい暇つぶしだったんだろうな、と思う。
ラジオの聴取率とか、テレビの視聴率とか、電車の中で何してる?調査とか、その辺の数字の動きといわゆる音楽ビジネスとの相関とか調べてみたらそこそこ面白い結果導き出せるかもしれない。

携帯いじる以外で電車の中でできることって「ゲーム」「本を読む」「iPod的なもので音楽聞く」くらいでそんなにバリエーション豊富じゃない。ここに食い込める何かができれば、流行をつかみやすいはず。
たとえばkindleみたいなものがより日本の混み合った電車の中で使うのに適した形になったら(折り曲げて大丈夫、とか)かなりウケる可能性っていうのはあるんじゃないかなと思う。

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あー、なるほど、カラオケも一つの宣伝?媒体だったのか。
確かに友達の歌ってるの聴いて、何それかっこいい、とかって興味持つことあったな。
結局、「どれだけ耳に入れるか」っていうところがかなり大事なのはわかってきた気がする。

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http://morningmanga.com/news/122

なるほどな、と。
ただ闇雲に無料公開すればいいってことじゃないと思う。PC上でしか読めない形で無料公開すれば、移動中の電車の中とか、「持ち出して読む」みたいな事ができないので、じゃあ紙のほう買うか、っていう流れが作れるかも。いい具合の補完関係。これもひとつのサービスのカタチだ。

いずれkindle的なものが出てきた場合は、それは直接的に雑誌と競合関係になるので、そっちでは無料公開とかはサンプル以上のものは提供しないほうがいいのかもしれない。いやわからない。

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漫画雑誌のいいところって、「つづきがある」ことだよな。1冊だけでも接点が作れれば、その読者が長く雑誌を見てくれる可能性が他の雑誌に比べるとずっと大きい。他の雑誌は特集によって買うのやめたりするし。

2009年5月31日日曜日

2009年5月31日

CDを作って売る、という事自体が、そもそも高音質な音楽をコピーして入手する手間を省くサービスであると考えてみると、MP3とかDLでのコンテンツ流通は、そのサービスの質を格段に高めた、ということになる。

問題は、本来音楽業界がサービスを進化させてそこにたどりつくべきだったところを、技術の側が進化してそれを達成してしまった=音楽業界側はそこに発生した利益を得られないのが当然、という構図にあるのかもしれない。

2009年5月29日金曜日

2009年5月29日

インターネットの登場により…みたいな話でよく出てくる「破壊」だの「創造」だの言う話は眉につばをつけて見るのがよい気がする。
電話より便利だからEメールでのやりとりが増える。ダイヤルQ2で売られていた情報がWebに移行する。レコードからCDに変わる。本に電子化された、という新しい形が生まれる。

何かが以前にくらべてよりよくなればそちらに人が流れるだけ。何か面白そうな事があればそちらに人が行くだけ。大昔から繰り返されてきた事と何一つ変わりはしない。

変にネットを特別なものだと思うと本質的に何かを見誤る。そんな気がする。

2009年5月28日木曜日

2009年5月28日

声の大きい人が意図的であれ天然であれ、偏った見方でものを喋ると影響力が大きすぎてよくない影響が出る。
だから自分の声が大きいとしたら発言は余計に慎重にならなきゃいけない。

昨日見かけた、ニコ動で広告ポイント大量につぎ込まれてたこれとか
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7151479
GIGAZINEのこれとか
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20090527_rakuten_csv/

さすがにちょっと色々恣意的すぎないかな。

2009年5月26日火曜日

2009年5月26日

OpenSocialにしてもiPhoneアプリにしてもそうなんだけど、あの辺の動きについて言うならおそらく「すでに人の集まっているところにモノを投下できる」という点にものすごく大きな価値がある、と思う。

もちろんOpenSocialもiPhoneアプリも、一番利益を得るのはその「場」を運営しているプラットホーム所有者なのは間違いないし、狙うべきなのはそのプラットホーム運営者、の位置なのは間違いない。だけど、ぶっちゃけ今からその場所を狙うのはよほどのアイディアや資本や技術がない限り難しい。

利益がプラットホームに持って行かれる事を差し引いても、どこかでサイト作ってサービス作って宣伝等のコストを考えるなら、こういった「場」を活用するほうがずっといい。ただし、利幅は大きくないはずなので、企業レベルでコストをつぎ込む価値があるかどうか、はどうかは正直わからない。

競争も間違いなく激しくなるし、プラットホームに依存する形になるので、ビジネスとしてはそこそこリスキーだとは思う。個人に近いレベルであればあるほど、取り組む価値が大きくなる予感。

2009年5月21日木曜日

2009年5月21日

なるほど、インターネットっていうのは「発明」じゃなくて「進化」でしかないのか。

結局は電話の延長線上にある何かでしかなくて、
ただ、そこに乗せられる情報の中身が音声以外に拡張されていっている、っていう。

どこまでいってもそれは「通信」の手段であって、それはどどのつまりコミュニケーションツールでしかない、っていうことなのかな。

もしかしてネットに何かを夢見る以外にやっておくべきことがあるのかもしれない。

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自宅で仕事をする、ということは、つまり移動にかかる時間を最小にできる、っていうことなんだよね。
で、8時間睡眠をとるとすると起きている時間は16時間。うち8時間を仕事にあてたとしても残り8時間は仕事以外のことができる。
やるなら今しかねぇ。やるなら今しかねぇ。

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「ありとあらゆる言説はすべからくポジショントークであり、発言はすべてその人にとって何かしら利益をもたらすものとして話されている」「全てのデータは何らかの恣意的な操作が加わっている」そう思って情報に接する方が、単に数字や言葉だけじゃない、背景にある色々な仕組みや意図、戦略を知るきっかけになって面白い。
別にプロ市民になれとかそういう話じゃなくて、それができるようになってくると全ての情報が面白くなってくる気がする。

2009年5月19日火曜日

2009年5月19日

・全ての人の発言はポジショントークである
・自分が正しいであろうと思っていることほど正しいと思い込んで読んでしまう

「広告業界はもうダメだね」とか言う時には必ずWeb屋としての自身の「お金がこちらに回ってこないか」という願望が何割か自然と紛れ込んでいるし、
誰かがそんなような事を言っているとしたら多分それはその人にとってそうなることが自身の利益になる、利益になる見通しが立っている、得意である、夢が見られる、ということなのだろう、

と、思いながら人の話を聞いていると、なかなかもって世の中というのは色んな思惑というものによって色んなバイアスがかけられて、実際「本当に正確なもの」はどれほどあるのだろう。

とりあえず、一見頭の良さそうな言説には、ある程度裏があるものと見ておくのがいいんだろうとは思う。

2009年5月11日月曜日

2009年5月11日

http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMIT12000010052009

 私は補償金支払いを拒む家電メーカーの行動がまったく理解できない。彼らはエコ家電と称する製品をたくさん販売している。つまり、環境問題には配慮する姿勢を示しながら、問題の根源が同じ社会的コストであるコンテンツについては配慮しないと言っているようなものだからである。環境には配慮して文化には配慮しないロジックなど存在するのだろうか。そう考えると、それらの家電メーカーがいくらエコ家電を宣伝しても、本当に環境のことを考えているのではなく、単にエコブームに悪乗りして新製品を売ろうとしているだけにしか見えなくなる。
エコな商品っていうのは、たとえば「電気代が安い」とか「燃費がいい」とか「長持ち」とかいった直接的な、もしくは「地球にやさしい」とかいった間接的な、ユーザが理解しやすい「価値」が足されてるからこそ多少高くても売れる。要するにユーザ側に明らかなメリットがあり、ちゃんと「価値」を提供できるからこそユーザもお金を払うのだし、売れるからこそメーカーにとっても作る意味がある。さらに社会貢献的な意味もありブランド価値の向上にも役立つ。だから作る。価値を生み出さないモノを作るのは企業の理屈として異常。

翻って録音補償金の加算はユーザにとってもメーカーにとってもわかりやすい「価値」がない。補償金を納めたらコンテンツ業界が活性化して面白いコンテンツが安価に手に入る、という保証はどこにもない。穿った見方をすれば、補償金を納めたところで、それこそよくわからない団体に「搾取」されてコンテンツ産業の活性化には何もつながらない可能性だってゼロではない。

メーカーは必死こいて頑張ってコスト削減して、ユーザに適価で届けようと思ってるところにこんな余計なコストの上乗せを義務づけられたら拒否できるものなら拒否するのが当然だと思う。価格が上がれば競争力が下がり売れなくなる。それが市場の仕組みっていうものでしょう?

もう少し「補償金」が具体的にどう使われて、誰がどうハッピーになるのか、それを誰にでもわかりやすい形で示すべき。

2009年5月9日土曜日

2009年5月9日

・ムーブメントはできるだけ初期に参加したほうが確実に楽しい。それはそこにいる人が「濃い」からでもあり、必要以上の競争がないからでもある。

・「先行者利益」はバカにできない。というか先行者利益は狙うべきもの。「先行者ブランド」はかなり強力。

・レコード会社の役割で大事なのは「文脈作り」「広報」「戦略策定」「タイアップなどの協力取り付け」など。要するに「売るための投資」をきちんとやってその分大きな収益を上げられたこと。
・あとは「メジャー」というブランドとしての信頼性も意外と大事なものなのかもしれない。

・国内だけであれだけの数字が動いた。が、志向が分散してメディア戦略も難しくなっている現状では、昔のような大きなお金の動きは難しい。
・グローバル・ニッチ、をどこまで追求できるか、が鍵な気がする。常に海外市場を視野に入れて動くほうがいい。
・海外での音楽コンテンツの販売ルートをどうやって作るか、みたいな。

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http://facta.co.jp/article/200905038.html

本当に「非常事態宣言」なのかどうかをもうちょっと考えた方がいい。
紙媒体が減ってもネットからの収益などでペイできていれば企業としては何の問題もないわけだし。
ていうかiPhoneが与える影響なんてユーザ数からみたら微々たるものだろうし、もうちょっと多角的な視点が欲しい。

というか、仮にも「情報力」「分析力」「編集力」などが問われる情報誌のサイトでこういう「分かる人には簡単に見つかるロジック的な穴」のある記事をアップしてしまうのはどうなのか。

…とかすぐに色んなツッコミを食らうあたり、今のニュースサイトって大変だよね。大変だからこういう記事でもいいか、と言われると、やっぱりダメだと思うけど。

2009年4月7日火曜日

2009年4月7日

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0904/07/news067.html

この記事を見て、直感として「デザインケータイ」というものがもうとっくに終わっていたような気がした。
この感覚はなんだろうな、と考えてみると、多分「ワクワクする未来」が見えなくなったというようなことなのかな。
ダサい端末の多い時期であれば「良質な/個性的なデザイン」がワクワクする未来だったのだけど、今はそこにワクワク感はあまりない。iPhoneはちょっとワクワクした。

っていうか今様々な機能の延長線上にある携帯電話、に、もうそんなにワクワクできないのかもしれない。先端のデバイスが、ついに普通のモノになった、とも言えるかもしれない。

テレビが見れるとか楽器になるとか、そういう事じゃないんだよね多分。生活がもっといい、面白い方向に変わる事を予感させてくれるような何か。そんなものの登場を期待しているのかも。


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PLY見てふと思ったんだけど、ケータイってシングルタスクだし、スライド式のモード切替ボタンとかつけて欲しいな~。「電話」「Web」「メール」「時計」みたいな動作モードをフィジカルなスイッチで切り替えたい。

2009年4月3日金曜日

2009年4月3日

アマチュアミュージシャンで、いい曲作ってる人なのにあまり評価されずに埋もれていくなんていうのは、山のように事例がある。
誰かの関心を自分に向けるのはすごく難しいこと。聴いてもらおうとしないと聴いてもらえない。
聴いてもらおうとしなくても聴いてもらえるのは本当に運がいいか、うまい状況を選択できたか、ミュージシャンとしてうまくブランドを構築できたか……つまり、必ずしも音楽制作の実力がそのまま「聴いてもらえる」という数字につながるわけじゃない。もちろん「聴いた」後にどういう評価になるか、ファンになるかどうかは実力による部分も大きいけど。
……と思って活動してないと本当に聴いてもらえない。

良い曲は勝手に広まるというのは夢、幻想でしかない。
同じ事が色々な製品とかサービスにも当てはまる。
良いサービス作ったからクチコミで広まるに違いない、という発想は、気合いが足りない。良いサービスを作ったのならば全力で広めようとするべきだ。それが世間のため人のためってもんだろう?

2009年4月1日水曜日

2009年4月1日

インディーズミュージシャンでも個人商店でも、とにかく「知ってもらう」っていうのは難しい。
知ってもらえさえすれば、その後はいかようにも努力の仕方があるけど、最初の接点を作って関心を向けてもらうのはすごく難しい気がする。
そこを大きく動かそうとすると大きなコストが必要になる。
コストを最小化するとしたら、ピンポイントに届けられるようにターゲティングとかきっちりする、みたいな形で規模を下げつつ効果を上げる方向が一番素直。
でも…マスに向けて放つものを細分化してコスト下げるとか、なんかないもんかな。
たとえば駅貼りの巨大なポスターを分割して領域ごとに個人に貸すみたいな。
あんまし現実的じゃないけどさ。

2009年3月26日木曜日

2009年3月26日

いい加減世間のニュースに疎くなってきたので何か経済誌とか定期購読したいと思い、図書館でめぼしい雑誌を一通り眺めてみたけど…いまいち…。
世間で今何が起きててそれはどういう意味か、あたり、金融・経済を中心に知っておくべきことが一通り網羅されてるものが欲しかったのだけど、やはり週刊にせよ月刊にせよ、「特集」みたいなものが中核になっているものが多くてどうも微妙にニーズに合致しない。
「誰かの考え」とかは求めてなくて、週刊誌だったらその1週間分の「事実」と「知識」が欲しいだけなんだけど、そういうコンセプトの雑誌ってないもんかなぁ…売れなそうだけど。

2009年3月14日土曜日

2009年3月14日

http://rikunabi2010.yahoo.co.jp/RN/KDBG/89/0230489045/DETAILA/I001/

なんだろうなーこの妙な気持ち悪さ。
多分、自分が新聞に求めているのは徹底した冷静な視点や公正な情報。ある種の「論理性」と「中立性」みたいなものを求めているのだと思う。
だからだと思うのだけど、「奇跡的に」とかいった言葉が使われるっていうことに対してものすごく違和感がある。というか、ペンで戦う(?)企業なのに、言葉に対する感覚のゆるさが見え隠れする。

「知ってもらうことで世界が変わるんじゃないか」、とか言われると、そこには報道機関というよりは非常に恣意的な情報コントロールの臭いがしてしまう。報道というのはある意味情報のコントロールをすることではあるので、別に変じゃないといえば変じゃない。だけど、新聞社の求人ページに掲載されるコピーとして、果たしてこれでいいのか、果たしてこのコピーに共感した人が、優れた報道人になれるのか。


しかし明らかに自分も報道に対する歪んだ偏見を持っている気がする。もうちょっと「報道」についてしっかり考えてみた方がいいな…

2009年2月23日月曜日

2009年2月23日

膨大な数の端末に向けて安定して生放送できるっていう点、テレビっていうのは凄まじいメディアだと改めて思う。だってたとえばニコニコ生放送だって、せいぜい数万人の同時アクセスが限界なわけだしね。
インターネットにはまだできない事が、テレビにはできる。そこが活かせれば、まだまだ色々面白くなる気はする。

2009年2月11日水曜日

2009年2月11日

http://slashdot.jp/mobile/article.pl?sid=09/02/11/0838224

どうして既存書籍をリプレイスする方向に発想が向くんだろな。
電子書籍化するコストにもよるけど、kindleで取り組んでみて面白いのは廃刊になった書籍や雑誌バックナンバーとか、一般の書店では流通不能なものじゃないかな。
次に紙にするほどコストがかけられないけど一部にはニーズのある情報とか、紙である必要のないニュース的な情報とか。あるいはメールマガジン的なものとか、同人小説とか、同人漫画とか…

何も既存の書籍と戦わせる必要なんてなくて、ロングテール的なニッチなコンテンツの流通とかのプラットホームとみたら相当面白い可能性秘めてると思うんだけど。

2009年1月21日水曜日

・コンテンツは自由に見たい
・見たいときに見たいものを自由に見る事に慣れたネットユーザーからしたら、テレビの仕組みというのは不自由すぎる。
・即時性、速報性、ライブ性のあるものほどテレビという枠が活きてくるかもしれない。
・ひたすら生放送なチャンネルとかね。

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ネット時代はイメージじゃなくてより具体的な性能とか利便性とかをはっきりわかりやすい形で表明する必要がある、と思う。最低限紙カタログに載っている情報は全てリーチ可能であるべき。また、求められるのは「最新」のものだけではないということも大事。たとえば家電の情報で、過去のモデルの情報もアクセス可能になっていると地味に好感度が上がるかもしれない。

2009年1月20日火曜日

2009年1月20日

大量のフィードを読んでいて分かったこと:
・関心の低いジャンルのものは流し読みしてしまうのでほとんど記憶に残らない
・あまり学ぶのに役には立ってない。関心のあるものについては関心のあるときに一気にまとめて知るほうが能率も効率もいい。知りたい時に能動的に検索や書籍で調べるほうが確実に実になる。
・写真とか、「目で見て分かる」ものはフィードもいい刺激になってよい。

フィードはやはり「新着お知らせツール」なので、「届くのが楽しみ」「見逃したくないほど毎回高い価値のある内容」などの理由がない限り増やさなくていい。「最新情報が価値がある」ジャンルのみ購読で大丈夫だと思われる。

今後の方針として:
「最新の情報」ができるだけ摂取したいジャンル、雑誌で言うところの「定期購読したい」と思えるようなメディアについてはフィードで。
その他少し知りたいジャンルや常時関心を持たずにいられるジャンルについては、ジャンルを思い出せるきっかけだけどこかにキープしておいて、時間を見つけて書籍やネットで調査・収集・まとめをする形に変更する。

2009年1月19日

http://www.sony.jp/products/Consumer/handycam/camwithme/

なんかね、こういうものをよしとする広告屋さんの感性っていうのがどうにももう馴染めなくなったんだな、ということを最近実感している。なんというか、これを見たいと思う人はどれだけいて、どれだけの人が共感して、どれだけの人がSONYのハンディカムを買うのか、っていうところが全く霧の中にある感じがしてしまって、「ソニー商品のプロモーション」としてのストーリーが描けない。たとえばコレを見てビデオカメラが欲しくなった人がいたとして、買うのが「ソニーのハンディカム」である必要は全くないわけだし。ソニーがハンディカム業界全体に対するシーンの盛り上げとか狙ってやってるならいいのかもしれないけど。

正直こういう類のサイトのアクセスログとか滞在時間とかすごく見てみたい。

2009年1月18日日曜日

2009年1月18日

新しいOSが古いマシンで快適に動くと、買い換え需要が減ってPC産業そのものに大きなダメージを与えることになり、技術の進歩のための投資意欲が減退してしまう。Windows Vistaが無駄に重いのは、その事を懸念したMicrosoftとその周辺産業に関わる企業による意図的なもの、というシナリオがふと頭に浮かんだ。

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久しぶりにマクドナルドに行ったら、お持ち帰りの際に入れてくれる袋が紙袋のみになっていた。
以前は紙袋にさらに手提げ用のポリ袋つけてくれたのに。お陰で持ちにくくてしょうがない。帰りにコンビニに寄ろうと思っていたのだが、紙袋の扱いが面倒でやめてしまった。

どうやら手提げ袋へは基本的には「紙袋がふた袋より多くなった場合のみ」入れてもらえるらしい。(一応言えばもらえるみたいだけど)
レジ前に貼ってあった説明の紙にはもっともらしく「エコ」の文字が躍っていたが、エコのために顧客の利便性を損なうようなことしてサービスの質を落としてどうするのだろう。
紙袋のみにするなら、紙袋にちょっと工夫して手提げ的に持てるような改善をするなり、何かしらの対応の方法があるだろうと思うのだけど。
なんというか、「エコ」を免罪符にしてコスト削減をしているだけ、という感じがしてしまってちょっと残念な心地がした。

同じレジ袋削減でも、たとえば西友で買い物をすると「レジ袋はご利用ですか?」と聞かれて、「いいえ」と答えると2円だったか割引になる。このほうがずっと「サービス」という感じがして好感が持てる。

2009年1月17日土曜日

2009年1月17日

コンテンツの作り手はよき目利きになり得る。
作り手には対象に関する強い関心、好奇心と向上心がある。
作り手による評価、っていうのが評価としては信頼できるものになりやすいのかもしれない。

http://kokokubeta.livedoor.biz/archives/51528939.html
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20080826/156895/

2009年1月14日水曜日

2009年1月14日

・別ウィンドウで開く必要のあるHTMLコンテンツがあるならフルフラッシュになんてしなければいい。
・いわゆるFlashのキャンペーンサイトに求められるのは、「ストーリー」とか「流れ」かもしれない。ずっと流れに身を任せているだけで与えたい/得たい情報が苦もなく摂取できること。
・情報を自分から能動的に摂取することを要求する作りにしたらその時点で負け。
・得体の知れないものに対して、選択肢がある時点で人は選べない。「何をしたらいいのか」「何をしてほしいのか」を必ず提示すること。
・ただ、サイトに到達する以前にすでに何らかの形で関心を持たせる事が完了していれば能動的な情報摂取という形もあり得る。
・でもそうだとしたらはっきり言ってFlash的なリッチなインタラクティブメディアにする必要があることなんてそんなには多くない。
・一部のFlashコンテンツはとっくに終わっていた、いや、そもそも始まる必要すらなかったのかもしれない
・一方で本当に必要のあるFlashというのもある。たとえばニコニコ動画とかみたいな。
・サイトのアプリケーションとかサービスのプラットホーム的なものとして使う方が活きてくる場面が色々あると思われる。
・結局何者も何事も使いどころが大事。当然のことだけど得意な技術とかあるとその枠に押し込めがち。危険。

2009年1月13日火曜日

2009年1月13日

テレビもインターネットも何もかも、「みたいものを好きに見る」時代になるとすると、「誰もが知ってる何か」を産み出せる枠組みは今後どこにあり得るだろうか。
ネットで有名な人は、インターネットをそんなに見ない人は知らない、インターネットをそんなに見ない人の間で有名な人を、インターネットをよく見てる人は知らない。

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有名俳優よりもお笑い芸人が知名度が上がりやすいのは、お笑いがインターネットで流通されやすく消費しやすいから?

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案外、「アニメ」みたいなものがキーになったりしてね。

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企業とかそういったもののニーズや、数年後に「あれ懐かしい」とか思い返す事を考慮に入れなければ、「全員が共通の話題として知っている必要」なんてそんなにない、っていうか、1億人がみんな知ってる状態こそ異常とも。

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NHK的な公共放送がちゃんと真面目に政治とか広報の必要なものを伝えていれば、あとはまあ専門チャンネルだらけとかでもある意味正解?

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2009年1月12日月曜日

2009年1月12日

iTMSのランキングが結構面白い事になっている。
iTMSがどちらかというとネットのコアな人を中心に使われていると仮定しても、ニコニコ動画等CGM発の初音ミク曲や相対性理論などがランキングに顔を出す、出せるという事が時流の変化をこれでもかと見せつけている感がある。

コンテンツ産業はやはり個人化というか、属人化というか、要するにいわゆる「メジャー」が必要なくなっていくという一つの流れは止められない。プロだろうがアマだろうがフラットにただ存在して気に入る人がたくさんいれば話題になる。それだけ。

投資対象だとかビジネスだとかいった形でコンテンツ産業に接する人にとっては、予測不能な要素が大きくなるのでかなりやりにくくなるだろう。なのでその辺のお金はまだ参入障壁の高い映画とかいった方面に流れるのかもしれない。

とりあえずカルチャー、としてはまだまだ面白くなる可能性が見える。
やはり未来は予測不能な方が面白い。

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関連して思うけど、印刷だとかグラフィックデザイン、Webデザインなどのデザイン業は、一つの方向として対個人向けのサービス拡充、というのも流れとしてあり得る。

個人で作ったCDのジャケットデザインを依頼するとか、個人で作った画集のプロモーションサイトを依頼するとか。

この前名刺作るために印刷屋さんを探して思ったのは、印刷業がまだB2B中心な世界なのもあって(当然そのほうが安定して儲かるしプロ相手だから仕事もやりやすいはず)、対個人でわかりやすい説明や料金体系を掲げてる企業がまだ少ないということ。
いわゆる「素人」相手の仕事っていうのは色々大変だけど、大変だからこそそこにチャンス的なものがあるかもしれないわけで。

2009年1月11日日曜日

2009年1月11日

閲覧者自身によっていくらでも情報の正確さの調査、共有ができる状況を前提にすると、イメージ戦略だの何だのといった虚飾に近い何かは意味がないどころか、攻撃対象にすらなり得る。

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SONYのようなイメージやスタイルを売りにしてきた会社が隙を見せることで、こうも人の話題に上る事が可能なのか、という事を垣間見た。ターゲット設定含めて見事なキャンペーンだ。

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pixivに投稿されるイラストを見ていて、イラストから投稿者の性別がわかることがある。性的な要素が強いものは男性によるもの、かわいさや表情なんかにこだわりが感じられるものは女性、という場合が多い気がする。
男性的なものの見方と女性的なものの見方はかなり違う。それはちゃんと意識していないと色々危ない。

2009年1月9日金曜日

2009年1月9日

情報の価値はずっと変わらない。上昇する可能性も高い。
専門誌の類の雑誌は生き残る余地がいくらでもある。その形が「紙媒体」という形かどうかはわからない。というか、紙媒体にこだわると危険かもしれない。

紙に印刷して配送する必要がなくなれば、情報コンテンツは情報コンテンツそのものの価格により最適化されてより安価になって、競争力が高まる。
ただ、それは同時に質の低い情報が安易に産まれる状況とも同義なので、色々な競争に晒されることになるかもしれない。
それはある意味いいことかもしれない。

より情報の受け手のセンスが求められる状況になるかもしれないし、色んな意味で「声の大きな」情報に人が流れる危険性みたいなものも含まれる。

あと、今よりは情報とそれを提供する人のつながりとかが明快になるかもしれない。
○○さんが××のオンライン誌に移行したから購読誌変えるとか。

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とりあえず早く産まれないかな紙媒体の代替となれる高精細なペーパータイプディスプレイ(通勤電車の中で使えるもの)とコンテンツ配信のためのプラットホームのセット。iPod(的なMP3デバイス)が音楽の聞き方や色々な仕組みを変えていくみたいに、情報の流通にまた何か変化が起こせるとしたらそういう類のデバイスだと思う。もちろんそれがデファクトスタンダード化する必要があるので難しいけど。

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やはり「価値のある情報」をただしく価値のあるものとして世間が認めて受け入れるための何かしらの仕組みっていうのがどうしても必要になる。
どうやったら求める人とそれを提供する人をマッチさせることができるか。
どこまでマッチさせたらいいのか、完璧にマッチさせる必要があるのか、もっと能動的に情報を摂取することを啓蒙したほうがいいのか。

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RSSフィードを「届くの楽しみか」をキーに整理したら一気に減らす事に成功した。
「そこからの情報が楽しみかどうか」ってすごい大事な事な気がしてきた。
新譜が楽しみなミュージシャン、新作が楽しみな映画監督、小説家、新しい投稿が楽しみなブログ、更新が楽しみなコラム…etc.

考えてみると意外と少ないんだよね。これが自分の関心とか好奇心のバロメータだとするとこれは警告ラインか。

2009年1月8日木曜日

2009年1月8日

関心の集まってるところに溜めに溜めた情報をどっと投入したときの爆発具合はすごいなぁ。

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知財方面ってこれからどんどん面白くなりそうなジャンルなのかもしらんね。

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やっぱり人間早起きはするべきだね。

2009年1月7日水曜日

2009年1月7日

「広告」をそのコンセプト的に見ればそれは必要なもの。
「作った人とそれを欲しいと思う人との間をつなぐ」っていうのは分業化、大規模化が進んだ現在では必要。
「作った人とそれを欲しいと思う人との間をつなぐ」のが「広告」だとすれば、普段「広告」から自分がイメージしている中身はあまりにも貧弱だし限られすぎている。検索エンジンそのものも一種の広告。というかインターネットそのものが巨大な広告媒体だし広告そのものとも言える。

で、そういう意味での「広告」だったら挑む価値がある。

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しかし本当に、伝えたい側、受けたい側双方に諸々のセンスが必要だよなー。そこを肩代わりして負担を減らすにはどうしたらいいか。

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本当にエコを考えているとしたら自動車に乗らないで済むライフスタイルを自動車会社自身で提案して改革していくはず。その結果自動車会社が全く別の会社になったっていいわけだし。
エコなんていうのは言い訳にしか聞こえないからそんなものアピールするより製品で語ればいいんじゃないか。

あと、たとえば電気をこまめに消すとかやったとしてもたいした効果は期待できないし、所詮些細な自己満足。電気をこまめに消そうが消さなかろうが、どう転んでもエコな、破壊的に優れたイノベーションを起こすことに注力すべきだし、そういうイノベーションが生まれたら全力で褒める雰囲気がもっと世の中にあっていいと思う。

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デザインという言葉に騙されるな。

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ああ、つまりアフィリエイト、っていうのは「卸と販売店」を少し抽象化してゆるい感じにしたものっていう見方もできるのか。

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リストラ、ってリストラクチャリング(Restructuring)の略なんだね。
首切る意味ばっかで使われるし、そういう意味だと思い込んでたけど、本来はもっと戦略的な再構築、みたいな意味なのか。

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派遣切りとかって、そういう雇用形態で雇われることをよしとしてしまった被雇用側に責任が全くないかというとそういうことでもない。けど、そういうリスクを取ってるにも関わらず安く使われるっていうのはやっぱりなんか歪んでる。そのあたりの条件とかよく知らんけど、非正規でいつでも切れるような雇用形態だとしたら、給与は社員より高くなってしかるべき、か。

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2009年1月6日火曜日

2009年1月6日

ひろゆきが「作る人を便利にして作る人に課金したほうがいい」ってどこかのインタビューで言っていたが、
作る人のほうが見る人よりもその先に利益を得る姿が想像しやすいという意味では、確かに作る人に対して環境をよくする代わりに課金するほうがなんとなく筋は通しやすい気はする。

消費者はきまぐれですぐにどこへでも行ける。作り手は場所を選んだらしばらくはそこにとどまりやすい。
持続的な発展のためには作り手に対してアピールしたほうがいいということかもしれない。

この先に利益があるかもしれない、という予感が人を熱狂に駆り立てる。

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・ダウンロードコンテンツの販売環境
・少額の課金環境
・爆発的に増えたコンテンツの整理とマッチングについて

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すでに注目してもらえている状態にあってこそ、ティーザー的な小出しな情報公開は意味を持つ。
その辺クリプトン社はわかってやってるのかどうかはわからないけどかなり上手い。

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なんだかんだでECサイトっていうのが一番素直で適切なWeb上のサービスだっていう気もするのよね。
ダウンロードコンテンツもある種の卸とショップっていう形があってもいいのかなぁ

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