2009年6月28日日曜日

2009年6月28日

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/kawango/20090626/1246030883

エヴァ観てきたんだけど、なんというか、あそこまで狂ったもの(ものすごくいい意味で)作るのって、膨大な予算ないと無理だなー、と思った。

あと、この週末ラーメンズの公演とかも観てきたんだけど、会場ちゃんとしたところ押さえて、セット作って、スタッフ集めて…って考えると、やっぱりコンテンツ制作にはコストってかかってしまうものだなー、と、なんとなくコストとか試算してみて思った。

やはりかけられる予算が増えてはじめてできるようになること、っていうのはたくさんあるし、予算がなければやりたくてもできないこと、というのもたくさんある。

で、一定の規模以上の予算を集めるには、それがちゃんとビジネスとして成立してないと無理。
だからプラットホームを作る側がそこをちゃんと意識して、「ビジネスとして成立する」だけの背景を作らないと、強力なコンテンツはそもそもそのプラットホーム上では作れない、と。

テクノロジーの進化で制作コストが下がって個人であれこれできるようになるとか、インターネットのお陰で流通コストがゼロになるとか、それはもちろん個人レベルとか小規模での制作~流通の可能性を高めたりとか色んな可能性を拓いている。けど、だからって全部小規模個人レベルのコンテンツでOK、ということはない。というかそれは多分個人的には面白い状況だとは思えない。

2009年6月27日土曜日

2009年6月27日

http://d.hatena.ne.jp/kawango/20090626/1246030883


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ある公園に10人の大道芸人がいて、そこに1000人のお客さんがいたとする。お客さんはそれぞれ100円/日ずつ持っているとする。公園の管理主は芸人から稼いだ金額のX%のマージンを得るとする。
すぐ横でどっかの素人が同じように芸をしている。

…みたいな状況を想像してみると、なんか色々面白いかも。

・場を取り仕切るひとはお客さんを増やす方法、200円/日持ってるお客さんをどう増やすか考える。
 ・より人を集めたり、プレミア感を高めるためにはスター大道芸人がいるといいよね、とか。
 ・より稼ぐために、横でドリンク販売しようか、とか。
・芸人は10人の中でいかにぬきんでて、より多く稼ぐかを考える
 ・回収できるギリギリのラインで、衣装とか道具とかをいいものにしたり、芸を磨く時間を使ったり。

2009年6月25日木曜日

2009年6月25日

ブドウが酸っぱかろうが、土壌が悪かろうが、それを理解した上できちんと利益が上げられる目処を立てた上で動くならいいと思うのね。勝手に甘くなるエキスを作って注入するもよし、徒党を組んで品種改良を地主に要求するもよし。さっさと別のフロンティアを開拓するもよし。
土地の事もブドウの酸っぱさも地主の性格も理解せずに、戦略もなくなんとなく雰囲気にながされて「夢」を見ながら、気づいたらひどい状況に、っていうのはアカンで、っていう事だと思うんだ。

自分だって、プラットホームとしてのよくない部分とかを補える戦略がきちんと立てられそうなら特攻するだろうし。まあ、どう考えてももうレッドオーシャンなのでよっぽどの天啓的なヒラメキがないと趣味レベル以上の事はできないと思うけど。

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今考えたいのは、iPhoneとか特定のプラットホームに一点集中するとデンジャラスなのは目に見えているので、核を別のところに置きつつ、あらゆるSNSとか携帯電話とかをプラットホームにして成り立つような何か。

Appleが出張所としてSafariやiTunesをWindowsに送り込みつつ囲い込み作戦を敢行するなら、自分は作った何かの出張所をiPhoneとかOSXに置いてAppleに怒られないように密かに顧客を取り込みたい。

とか考えてたらなんかふとしたアイディア沸いたけど…どうなんだろうなぁこれは。

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http://fladdict.net/blog/2009/06/can-application-has-sociality.html

ゲームボーイで通信対戦とか、友達の家に行ってスーファミ、とか。ゲームだと「持ってる」事がステータスになって、友達の間でリスペクト(?)されてたシーンっていうのはあった、と思うけど…。


あー、一人が買うと、周囲にいる人がある機能を共有して使えるアプリ、とかだったら、ちょっとPRにはなるのかな。たとえばAさんが写真編集アプリとか持ってて、Bさんがその人にP2P通信で写真を送ると、編集されたものがBさんのところに返ってくるとか。Aさんのデバイスがそのリアル空間限定のアプリケーションサーバ化するイメージ。
ま、ファッションとかそういう方向とはまたちょっと違うけど。これはこれでちょっと面白いコンセプトかも。


あとは「世界で100台のiPhoneにしか入ってないアプリ」とか、まあそれっぽいことはできる気はするけど…あんま面白くはないか。

2009年6月23日火曜日

2009年6月23日

なんかふと思いついた事:iPhoneでもDSでも携帯電話でもなんでもいいんだけど、P2P的な通信でもって、中に入ってるアプリをその場で他の人に買わせる事とかできたら結構面白そう、とか。

もちろん代金は作った人に払われる。売った人にはアフィリエイト的にちょっとだけお金が入ったりしてもいい。リアル・アフィリエイトの世界がココから始まる(謎

2009年6月22日月曜日

2009年6月22日

・AppleのSafariも腑に落ちないけど、GoogleのAndroidも結構謎ではある。Androidの普及がGoogleにとってはどういう利益になるのか、っていうところが。

・Google的にはできるだけオープンなスタンダードを作ってそれが完全にスタンダートの位置を得た方が、「全ての情報を検索できるようにする」の世界を構築しやすい。Appleみたいにやや閉じた世界を作られると、Google的には嬉しくないだろうとは思う。

・というか、今は第二次ブラウザ戦争、みたいな状況なのかもしれないね。モバイル含めたブラウザをどうやって自身のコントロールできる場所に置くか、みたいな。

・ブラウザの重要度は今後も高まっていきそう→今シェアを獲得しようとするのは理にかなっている。自分でコントロールできるブラウザがあるかないか、また、そのブラウザがどれだけのシェアを持っているかで、今後のWebビジネス上の動きやすさって結構違ってくるんじゃないか。

・オープンソースであれば問題があったら手を出せるので、Firefoxなんかは「敵」にはなりにくいかもしれない。

2009年6月21日日曜日

2009年6月21日

http://d.hatena.ne.jp/kawango/20090620/1245529318

・特定のプラットホームにおいて、「キラーコンテンツ」を作るということは、そのキラーコンテンツが別プラットホームに移った時に、顧客をごっそり持って行かれる可能性を上げる、ということでもある。安定したプラットホームであるためには、ゲームでいうところのFFとかDQみたいな強すぎるキラーコンテンツなんてないほうがいい場合もある。
・iモードコンテンツがうまくいったのは、コンテンツ側が盛り上がることで、ドコモが「通信量に対する課金」の部分で儲けることができたため、プラットホーム側に「コンテンツ制作者が儲かるようにしたほうがいい理由」があったから。

なるほどなー

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コンテンツ流通販売において、同人誌とかその周辺って、実は世界的な最先端を突っ走っているんじゃないか仮説。

2009年6月20日土曜日

2009年6月20日

「は? たかだか電話に毛の生えたような通信手段程度に何夢とか見ちゃってんの?」ってかっこよくいえるおとなになりたいです。いいえ、うそかもしれません。

2009年6月18日木曜日

2009年6月18日

人間に限らず、生き物の根本的な欲求は「生きたい」だと思っている。
人の歴史は「生きたい」の歴史。「生きたい」が文化を創り、「生きたい」が戦争を産み、狂った「生きたい」が自殺を誘う。

「生きる」っていうのは、つまり自分がとにかく長くこの世に残ること。子供を作るというのは、自分の生命につながった生命を連綿とこの世に残すこと。全部たった一つの欲求がベースで発生しているものだと思う。

…えーっと。いきなり何言い出すんだこいつって話なんだけど。

何が言いたいかって言うと、たとえばBlogとかで自分の記録残したりするっていう行為を、そういう生存本能と結びつけて語る事ができるのかどうか、っていうことになんか唐突に興味が沸いた、ってことなんだけど。

Blogでも本でも何でもいいんだけど、何かを書き残すことで、書き残したものに「自分の痕跡」、もっと言うと、外部化した自分の生命、みたいなものを感じる事があるのか、と。それがあるとするならば、それは自分の子供と同じようなもの、と見なすことができるかもしれない。とすると、Blogとか日記とかでこうやってあれこれ書き散らすことが、生存本能に近い行動ってことになるかもしれない。

Blogとかで自分を外部に保存していくようなことをしている人は、生に執着が薄くなるとか、子供を作るのに積極的でなくなるとか、なんか、そういう影響が出たりするものなのかどうか。そういうことをふと知りたくなった。単なる好奇心だけど。

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人を喜ばせるとその対価としてお金をもらえる、とするならば、お金を稼ぐために考える企画はその時点で失敗している。

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ゲーム機がWi-fiでつながる、っていうのは、ただ遠いところにいる人とゲームできる、ってだけじゃなくて、大のオトナがゲームとかやんの恥ずかしい、とかみたいなキモチを持たずに楽しめる場を提供するのにも役立ってるのか。なるほど。

2009年6月17日水曜日

2009年6月17日

http://jp.techcrunch.com/archives/20090615the-missing-link-for-flash-on-the-iphone/

QuickTimeXでFLVが再生できるとかなんとか。
やっぱりAppleはiPhoneにFlashPlayerとか乗っける気ないんじゃないかな、とか思ったりとか。

ま、なんというか、FlashてそんなにApple的には「必要」なものじゃないし。
というか、Adobeが野心的すぎて、Flash動くようにすると、今後何されるかわからないし。
もしかしたらApple的にはAdobe AIRとか何かあんまし好ましいものじゃなかったんじゃないかとか思ったりするし。
Apple的には自分のコントロール下にないものは増やしたくないだろうし。
囲い込みとかにも役に立たなそうだし。
HTML5とかもあるし。

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Appleで今現在で一番腑に落ちきってないのが、SafariのWindows版を出している意味、なんだよなぁ…。

一応、これ出しとけば、Windowsで開発してるWeb制作者がSafariでのチェックを少しはちゃんとしてくれる=Macユーザ向けのWeb品質向上のため、とか
Safari使いやすいよ~、ってPRしてMacに目を向けさせる広告、とか
普段Mac使ってるユーザが、仕事とかでWindows使っててもブラウザは使い慣れたSafariにできて安心、とか
多少思いつくこともあるのだけど、どれも戦略と呼ぶにはなんかしっくりこない。

ブラウザは今後は一種のOSみたくなっていく部分もあるので、OSXのWindows出張所、と考えればなんかしっくりくる部分もあることはある。
たとえばAppleが、全PCユーザが使えるWebサービスみたいなものを作るとするならば、自身でコントロールできるSafariっていうブラウザがあるとないとでは展開のしやすさがだいぶ違うかもしれない。
…とりあえず、裏で何かが進行している予感がする。いやわからない。

2009年6月16日火曜日

2009年6月16日

id:kawangoさんのエントリとか読んでてふと思ったんだけど、
ある意味id:kawangoさんくらいの人がこうしてblogとかで考え書いてくれるって、すごい貴重というかなんというか。

普通に考えて企業のえらい人とか、いわゆる「トップ」の考えって、外に出しにくいものだと思うわけで。
だってそれって企業にとってすごい重要な「情報」だと思うし。仮に何か表に出てきているとすればそれはやっぱり一番大事なところは隠されてると思ってもいいんじゃないかと思うし。
それ以上に、企業のえらい人ってクソ忙しいはずなので、そんなBlog書いてるヒマなんてないんじゃないかとか。

だからハイエンドな思想とか思考って、直接的な声としてはWebには流れてこないんじゃないか。どっかの記者がうまく取材する、とかしない限り。

結局Webにある情報はある程度限られているし、Webにない情報やニーズ、知識や思想、思考をもっと積極的に発掘しないとあかんのだろな、とかなんかそんなことをふと思ったりなんかした。

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ブログで情報発信する価値って、大企業よりも中小企業やベンチャー、企業よりも個人、上流より下流に近づけば近づくほど相対的に上がっていくんじゃないか仮説。

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要するにここは底辺です。

2009年6月15日月曜日

2009年6月15日

http://d.hatena.ne.jp/kawango/20090615/1245039092

やはりid:kawangoさんの話は非常に面白い。


自分はとりあえず今時点でiPhone開発にはほとんど興味がない。
なんでかというと国内のパイがあまりに小さそうだ、ということと、「iTunes Store」がなんか好きじゃないから。

iTunes Storeって、Amazonみたいな「商魂」を感じない。
始まってからもう結構経つのに、いまだにiTunes Storeで音楽買うのってストレスフル。検索その他レスポンス遅くてタコだし画面見にくいし。iPod+iTunesという枠がなかったら絶対に使ってないと思う。

Appleの技術とセンスがあれば、ココを改善してもっと売り上げどんどん上がるようにするとか、サービスレベル上げていくことなんて、容易いと思うんだけど、なぜかそのへん全然進化していかない。かといって、外から買いやすくするために、アフィリエイトとかがんがん推し進めてるかというとそんな感じでもないし。

それはなんでかって、Apple自体の目的って、iPodとかiPhoneを売ることであって、音楽とかアプリを売ることじゃないし、音楽売るのもアプリ売るのも、結局は自分で売ってるハードウェアのおまけサービスでしかない、ってことなのかな、と。そんなことを思ってしまう。
じゃなければ単に、OSとかハード作るのは上手いけど、Webコンテンツ商売が下手、ってことだと思う。

そんなこんなでアプリのプロモーションとかの意味含めて、Appleって商品を預けるパートナー(とかえらそうに言ってみる)として期待できない気がしてて、その辺の意識の低さ?が承認プロセスの微妙さとかあれこれの問題にもつながってる気がしてて、iTunes Store回りに限って言うなら、要するになんか……好きじゃないんです。

じゃあAppleに期待できないから外で広報、となると、それってすごくハードル高いし。
たとえば欧米に進出しようとしたとして、単純に、どっかの雑誌とかにレビュー依頼とか、広告出してくれって依頼するのすら、自分にはものすごくハードル高いわけで。

仮に同じような機能のアプリをアメリカ人と自分が同時に作ったとして、ユーザの多い欧米でPRしようとしたら、広報の手段や文化とか色々理解のあるアメリカ人側に分があるのは目に見えている。自分が完全にアメリカ在住とかになって、同じ土俵で戦えるならいい。そうじゃなければそもそも戦ってる土俵自体が違う。

そんなことやってる暇があったらmixiアプリとかの事調べてるほうがずっと意味がある。……少なくとも自分にとっては。

2009年6月14日日曜日

2009年6月14日

非っ常ーに穿った見方をするなら、Appleの戦略って要するに「何かを作る人、感度の高い人の徹底的な囲い込み」ってことなのかなー。

Logicを買収した上でWindows版の開発を止めたこと、FinalCutProとかApertureとかいったプロ向けクリエイティブソフトをMacオンリーで作ってる事、また、それらを野心的な価格に設定していること。
もっと穿った見方をすれば、OSXをUNIXベースにした事さえも、全部その裏に「何かを作る人」を徹底的に囲い込もうという野心が見える、気がする。

「開発者」「クリエイター」みたいな職種の人って、総じてPCとかソフトとかいった制作環境に対しては投資を惜しまない。また、いわゆる「センスのいい人」っていうのは大抵お金も持ってるし、社会的な地位も高い可能性も高い。顧客としては理想的。価格も特にハイエンド方面はかなり強気に設定できる。そこを囲い込めれば、確かに強い。なるほど。

ていう穿った見方で色々見てると、iPhoneとかiPodとかiTunesとか、ほんとなんか色々考えさせられる。

2009年6月13日土曜日

2009年6月13日

アプリケーションにおけるデザインの重要性
http://fladdict.net/blog/2009/06/importance-of-design.html


個人的には、コンシューマ向けなアプリケーションって、「音楽」とか「ゲーム」に近いものだと思っている。要するに「試してみるまで価値がほとんど判定できないもの」だと。

ファッションもプロダクトも、見てさわって価値を予測しやすい。モノが先にあって、それにブランドとかいった「情報」もつければさらに価値を高めやすい。

一方でアプリケーションも音楽もゲームも、結局試してみた以降にようやくその人ごとの「価値」が定まるものだというのもあって、その本質的な「品質」が必ずしも「価値」に直結しない、ということがよく起こる。

事前に判定できるのは「○○が作った」とか「○○で話題沸騰」みたいな「情報」だけ。だからこそ、ある意味アプリケーションなんかは「ブランディング」「広報戦略」「作った人」が実はものすごく重要になってくる、と思ってたりする。

ゲームとか映画なんかは絶対的なリリース数も少なく、ちゃんと評価したり話題作りをするメディアがあるので、質と売り上げが割と相関しやすい。それでもやっぱり広告どれだけ打ったかとかに左右される部分も大きい。音楽方面見てると、すくなくとも現状では「質の高い音楽を作っていれば売れる」というのは幻想だと断言できる。

とかいったこと踏まえて。
個人的にはデザインの質(見た目とか使いやすさ的な意味での)とか、っていうよりも、いかに世間の見過ごされてるニーズとか「刺さる」ポイントとか、新しい価値観作るとか、文化作るとか、そういう目線でもって、どこまで戦略的にやっていけるか、みたいなところが大事な気がしてる。
そういう意味での「アプリケーションデザイン」、は今も昔も変わらずずっと大事だと思う。

普通に「競争」してたらそりゃ競争原理に乗っ取って価格はどんどん下がるにきまってるわけで。
いかに競争しないでいいところに行けるか、っていうのが大事。
AppleとかAdobeとかMSとか見てるとほんとそう思う。

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http://slashdot.jp/article.pl?sid=09/06/13/0546241
WindowsにIEバンドル販売がダメなら、なんでAppleがSafariとか何か色々他にも同梱して販売してるのはOKなんだろうか。

っていうか、OSインストールして、最初にブラウザ入ってなかったら…どうするんだろ。
結局各メーカーのPCでは付属ソフトにブラウザがついて、とかってなったりとか、何か色々と面倒だよねこれ。

ある意味、Windowsには必ずIE入ってる、っていうのが、作り手としてはありがたいところもあるわけで。
もしFirefoxで動かないサイト作っても、「IEなら入ってますよね? とりあえずそっちで使ってください」って言えるか言えないかって、結構重要なところだと思うのだけど。ブラウザがアプリ化しつつある昨今だと特に。

ヨーロッパ方面はIEシェア低いらしいし、いいのかなぁ。

しかし…誰が嬉しいんだろう。

2009年6月11日木曜日

2009年6月11日

モスがコロッケ販売。
http://gourmet.oricon.co.jp/66866/

ファーストフード店が惣菜的なものを売る、っていうのはよさげなアイディアかもしれない。

コンビニ以外の惣菜系のお店ってわりと閉まるの早かったりもするので、わりと遅くまでやってるモスで晩ご飯のおかずになりそうなものとか売ってくれたら、会社帰りとかにふらっと寄ったりしたくなるかも。

…というノリにするにはちょっとモスって入りづらい店構えのところ多い気もするけど。

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iPhoneは、もしBluetoothの折りたたみキーボードとか使えるなら、本当にポメラ的な位置づけで購入を検討してみたい。ていうか、そこまでできるようになればiPhoneて完全に「Apple版ネットブック」だな、と思う。

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iPhoneてほんと、プラットホームとして、ソフトウェア・ハードウェア双方完全に押さえきってるというのが恐ろしい。普通のMac+OSXだったらまだ自分でアプリ作るとかして何かする余地があったけど、iPhoneはほぼ完全に閉じている。アプリ追加できるといってもそれはAppleの審査を経由したもの。
仕組みとしてNintendo DSみたいなゲーム機のビジネス的でもあるし、iPodとかで培ったものの延長みたいでもあるし。なんか色んなビジネスモデルのいいとこどりしてるみたいな、そんな印象。

一見「アプリ売れるよ」とか「機器つながるよ」とか、ちょっと夢のあるオープンな場所にみせかけつつ、その実はAppleがノーといったらノー。毎年Appleが追加する機能に一喜一憂させられる。専制君主制みたいな世界。開発言語がObjective-Cなのも、開発者が他に行けないようにするために足枷をかけようとしているようにしか見えない。

iPhoneアプリはiPhoneでしか動かないし、iPhoneアプリとかにお金をつぎ込み始めると、ちょっと他の端末へは移りづらくなるだろうし。そうして忠誠心?の高くなった顧客が増えれば、多少スペックが世間的に劣っていても、多少高くても、前のよりよくなっていれば既存ユーザは喜んで買ってくれる。

昔から変わらないAppleのやり方、といえばその通りだし、常に競争のないところで一人勝ちしようとするあたり、毎度上手いと思うんだけど。

ていうかiPodだってそうだよね。PC上の音楽の管理をiTunesでするように強制しておいて、iTunes使うと便利に使えるのはiPodだけになるわけで。とにかく常に「いかに囲い込んで出れなくするか」を考えて、雰囲気とかで誤魔化しつつ見事に遂行する。

もちろん、それでちゃんと顧客が満足するようなものを作れるからこそ、そういうことができるわけで、そのモノ作りのセンスはすごく尊敬してるんだけど

…なんか苦手なんだよね、Apple製品て。

2009年6月10日水曜日

2009年6月10日

bleep.comで「BLEEP SHOWCASE」っていう期間限定のコンピレーションが出てたので買ってみた。11曲入りでなんと1ポンド。いわゆるお試しCDみたいなコンピレーション。
http://bleep.com/index.php?page=dynamic&module=compilationpage

ネット時代だからこそ、こういうのってもっともっとあってもいいんじゃないかと思った。
特にまだ名の売れてないアーティストなんかを、レーベル単位とかでまとめて○○ショーケースとか○○サンプラーとかって感じで売る。そういうのがあったら、音楽を探す人にとってもいいきっかけになるんじゃないか。気に入ればアルバムとか買ってくれる人も出てくるかもしれない。何もしないよりはずっといい気がする。

あと、実際に買ってみて「無料」じゃなくて「1ポンド」っていうその価格設定が、なんかいいなと思った。
無料で受け取ったものって、なぜか十分に愛着持てない気がする。たった1ポンドでもお金のやりとりをしてると、なぜか少しだけちゃんと聴こうという気になるし、売る側にしても「商品」という意識がちゃんと働くと思う。あとは、オンラインショップ的には「お金を払って買う」ことのいい練習にもなって、次以降買いやすいというのもあると思う。
0と1の違いは、思ったより大きい。

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最近、テレビをつけるのが億劫なので(プロジェクタをテレビ代わりにしてるので、つけるのが面倒、という)必然的にビデオとかも活用しなくなってきている。
アニメなんかはveohとかyoutubeとかで見てしまうことも増えた。youtubeを「ビデオデッキ」だと思うとこんな便利なデッキないよな、と思う。録画も勝手にやってくれて、検索もそこそこ便利にできて…。

なんというか、一週間とか二週間くらいでいいから、放送されたTV番組がネットとかで無料で視聴できたらいいのになと思う。で、気に入った番組、保存しておきたい番組があったら手元のレコーダに転送できるとか。そこは有料でもいいので。

いや、著作権とかあれこれの権利処理が大変なのは分かってるんだけれども。

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…っていうか、新しいiPhoneで外部機器がつながるようになったので、そこに外部キーボードつけたら、メモとかちょっとした物書き+メールくらいだったらそれで十分だよな、っていう。
そういう端末としてだったら購入検討してみてもいいかもしれない。
とりあえずコンパクトな折りたたみキーボード登場きぼんぬ。

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http://gc.sfc.keio.ac.jp/class/2008_26708/slides/11/
ドワンゴ会長の講義。これ面白い。
・googleとかのモデルっていうのは、ものすごく人を単純なものとして見てる。だから、ロボットとそんな変わらないし、実際にロボットに浸食されてる(スパムとか)
・「透明なプラットホーム」じゃなくて「色つきのプラットホーム」のほうがいい。
・任天堂は「色つき」だから勝てた。色があれば競争
・SONYは色のない、プラットホームに徹した形だったからXBOXと競合してる。
・「インターネットのディズニーランド」
・日本発の場合は、海外に出るなら文化ごともっていくのがいいんじゃないか
・googleで検索して見たページで消費する時間を超える時間を消費させることができるかどうか。
・フツーにやったらアメリカには勝てないよ
・ニコニコ動画は、全部世間の「逆」に行ってできたサービス。
・海賊版が横行してる世界で唯一うまくいってるのはオンラインゲーム。なぜならコピーできないから。
・ポケモンをアメリカにもっていくときもimodeも最初は懐疑的だったし、実際懐疑的に思ってた人の間では流行ってない。その下のジェネレーションの間でウケた。
・昔のネットのが濃かった。最近は自由であるがゆえに薄い。ネットでのコミュニケーションをもっと色々経験して考えるべき。出会い系やれ。

2009年6月9日火曜日

2009年6月9日

新しいiPhoneが、なんかやっぱり突き抜けてこない。
なんというか、追加機能も全体的にユーザやデベロッパからの声を元に検討しました、みたいな優等生的な順当な進化、という感じで、ちょっと拍子抜け。(期待しすぎてただけだろうけど)

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そういえば今回のWWDCでネットブックが出るんじゃないかとかの噂もあったけど、少なくとも今より小さい画面解像度のOSX搭載PCは出ないんじゃないかな、と思う。UI設計的に、「大きくしても大丈夫にする」のは比較的やりやすいけど、「小さくしても大丈夫にする」のは結構難しいので。

2009年6月8日月曜日

2009年6月8日

そういえば昨日近所のFrancfrancと無印良品にふらりと立ち寄って、やっぱり無印のほうが好きだな、と思った。無印良品は「生活」に意識が向いていて、Francfrancは「装飾」に意識が向いている。並んでる商品を見ててそんな気がした。今は「生活」のほうが好きだ。

2009年6月6日土曜日

2009年6月6日

Google waveは、もしかしたら、いろんなコミュニケーションのためにいろんなサイトとかツールの使い方を覚えなきゃいけない、っていうその学習コストを一気に下げてくれるかもしれない

メッセやるならメッセの使い方、メールやるならメールの使い方、と、PCいじるのにはとかく覚えることがたくさんあって、こういうの苦手な人にとってはPCっていうのは結構しんどいツールだと思う。
もしwave的なものが広まったとして、waveのインターフェースの使い方さえ覚えれば、色んなコミュニケーションがそこでできるとなれば、それっていろいろな敷居を下げてくれるかもしれない。もちろん、waveそのもののインターフェースが難解だったらだめだけど。

ああそうか、だからたとえば、これが普通のものになった場合、いわゆる「管理画面」がほとんどいらなくなるサービスも出てくるわけで、それはもしかしたらWebサービス作りを根本的に何か変えてしまう可能性もなくはないのかな。いやどうだろう。

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ホリエモンのブログに「商魂」っていう言葉が出てて、なんかこの言葉にピンときた。
なんというか、機を逃さない必死さとか、きちんとお客さん喜ばせてきちんと回収するとか、なんかそういう「商売人魂」って、Webサービス屋さんももっと意識して持ったほうがいい、のかもしれない。

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昨日の「無料で聴ける範囲が狭い」の話で思い出したんだけど、そういえば昔、流通してる音楽全てについて、試聴できるページをできるだけ完全に近い感じで検索できる「試聴.com」みたいなもの作りたいと思ってそのままなのを思い出した。
試聴ソースがあっちこっちに散らばりすぎだし、「聴いてみたい」と思った時とか誰かにお勧めしたい時に試聴ソース探す方法がGoogleか、もしくは今だったらYouTubeとか?っていうのがどうもね、っていう。
そういう意味でiTSてありがたい存在。あれで試聴時間がもうちょっとだけ長いといいんだけど。

今だったらむしろYouTubeに音源集めて試聴機、っていうのが色んな意味で効果的だと思うんだけど、公式でYouTubeに音源上げてるレコード会社も少ないしなぁ…。

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今日読んだ本に載ってた1940年くらいの頃の話:
アメリカで、ラジオが一般に広まる→放送でのレコード音源の使用料について著作権管理団体(ASCAP)と放送局側でもめる→交渉決裂→ASCAPの曲流せない→放送局側でBMIっていう著作権管理団体立ち上げ→ASCAP所属してなかった比較的マイノリティだった音楽とかがBMI側につく→新しい音楽にスポットライトの当たる流れがあったみたい。
http://www3.ocn.ne.jp/~zip2000/1942.htm

…なんかね、ある意味今ってすごいチャンスだと思うのね。特に今メジャーじゃないミュージシャンとか、JASRACめ…とか思ってたような人にとって。
お金と時間が死ぬほどあったらマジで著作権管理団体とか作って色々動かせるものなら動かしてみたいもの。

2009年6月5日金曜日

2009年6月5日

ファルコムのアレは、昔からJASRACに委託せずに自社で管理してたんだったら、MIDI界隈が意気消沈してたあの頃に同じ事やってたらかなりウケがよかっただろうな、と思う。ゲームのキャラなんかといっしょに同人OKにしてたら、東方くらいに何かが起こってた可能性はゼロじゃない。
今やっても正直ボカロや東方の後追いな感じでインパクトが若干薄い。逆にそうやって「先例」ができた今だからこそできること、であるのかもしれないけど。

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ひさしぶりにBrandnew-Jとか聴いたけどやっぱりラジオっていいね。iTunesで自分でチョイスしてると色々偏ってて飽きるし、新しい出会いもないし。たまに人の声とか入るのも案外ノイズとして悪くないし。
今日読んでた本で、ニューヨークでは100以上のラジオ局の電波が入る、なんて話があって、ジャンルごとの専門チャンネルなんかもあるらしく、そういう無償で聴ける範囲が広いっていうのはいいなと思う。
とにかく日本ってお金を払わずに聞ける音楽はものすごく限られてる印象。その辺なんとかならんもんかな。
そのせいかどうか知らないがpodcastもネットラジオも、国内にあまりいいのなくて聴いてるのは結局海外のばっかだしなぁ。

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なんか、著作権的には完全にアウトだけど、知り合いとの間で、1週間くらいiTunesのライブラリの一部が勝手に交換されるような、なんかそういうの欲しいな。

2009年6月4日木曜日

2009年6月4日

「サイマルラジオ」というのをふと見つけた。
http://www.simulradio.jp/

いいなこういうの。もっと色んなラジオが聴けるようになって、東京にいながら地方ラジオのファン、とかよくわからないものが生まれたりしたら面白そう。

……音楽業界界隈は、色々と悲観論的なものをとりあげてあれこれ議論したりため息ついたりしてるより、まずこういう頑張ってる人とか面白いサービスとかをがんがんピックアップして盛り上げたらいいのに。

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SteinbergがiPhoneからcubaseをいじれる、っていうコントローラをリリースしたのを見て、なぜだかしらないけど、あー、自由だなー、と思ったりした。

そこで関係ないことをふとおもいついたんだけど、ネット周辺の世界で一番「自由」なのは技術者を中心とした「つくるひと」なんだよな、と。何か気に入らない時に勝手に直すとか、欲しいものがあったら勝手に作るとか、そういうことができるのは技術者だけ。それができなければ、誰かの作ったものを気に入らなくても使い続けるか、使うのをやめるかしかない。けっこう不自由だ。

別に技術者を神のようにあがめたまえ、とは思わないけど、なんか色々「残念だ」とかそんな話してる暇あったらさ、近くにいる技術者がもっと色々やんちゃできるようにするとかさ、「こんなのあったら超おもしろくね?」とかwktkさせてるようなアイディアを注入してみるとかさ、何かやったらいいじゃんよ、と。

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絶望していいのはさんざん戦ってさんざん泣きたくなるような目にあいながらさんざんチャレンジし続けた奴だけだ。

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もしかしたら(作る人のモチベーションはアウトプットに響くものなので)技術者がハッピーになってない事がそのまま「日本のwebのレベルが低い」とか言われる状況に直結してるんじゃないか仮説(適当すぎ)

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日本の技術者はサブカル方面の志向の強い人多いんだからそういうサービスが多く作られるのは当然の帰結。エンジニア=知的エリートっていう世の中になればハイブロウ?なWeb世界ができあがるにちがいない。

2009年6月2日火曜日

2009年6月2日

夜の電車で急行から各駅に乗り換えて、乗り換えもとの急行電車を眺めてみると…ほんとみんな携帯ばっかいじってた。

これが携帯のない時代だったら、果たして彼らは何をしていただろう…と考えてみると、音楽とか本っていい暇つぶしだったんだろうな、と思う。
ラジオの聴取率とか、テレビの視聴率とか、電車の中で何してる?調査とか、その辺の数字の動きといわゆる音楽ビジネスとの相関とか調べてみたらそこそこ面白い結果導き出せるかもしれない。

携帯いじる以外で電車の中でできることって「ゲーム」「本を読む」「iPod的なもので音楽聞く」くらいでそんなにバリエーション豊富じゃない。ここに食い込める何かができれば、流行をつかみやすいはず。
たとえばkindleみたいなものがより日本の混み合った電車の中で使うのに適した形になったら(折り曲げて大丈夫、とか)かなりウケる可能性っていうのはあるんじゃないかなと思う。

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あー、なるほど、カラオケも一つの宣伝?媒体だったのか。
確かに友達の歌ってるの聴いて、何それかっこいい、とかって興味持つことあったな。
結局、「どれだけ耳に入れるか」っていうところがかなり大事なのはわかってきた気がする。

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http://morningmanga.com/news/122

なるほどな、と。
ただ闇雲に無料公開すればいいってことじゃないと思う。PC上でしか読めない形で無料公開すれば、移動中の電車の中とか、「持ち出して読む」みたいな事ができないので、じゃあ紙のほう買うか、っていう流れが作れるかも。いい具合の補完関係。これもひとつのサービスのカタチだ。

いずれkindle的なものが出てきた場合は、それは直接的に雑誌と競合関係になるので、そっちでは無料公開とかはサンプル以上のものは提供しないほうがいいのかもしれない。いやわからない。

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漫画雑誌のいいところって、「つづきがある」ことだよな。1冊だけでも接点が作れれば、その読者が長く雑誌を見てくれる可能性が他の雑誌に比べるとずっと大きい。他の雑誌は特集によって買うのやめたりするし。