2009年10月23日金曜日

2009年10月23日

ここ数週間、仕事の傍らで株式投資にちょっとだけ挑んでみてたりした。

なんで唐突にそんなこと始めたかというと、祖母が亡くなった後、自分名義で祖母や親がしておいてくれた預金があることを知らされて、その額が思ったよりも多く(…といってもそんなたいした額でもないのだけど)、別にそんな裕福な家でもないはずだしどういうことなのかと思ったのがきっかけ。

親に話を聞いてみると、バブル期あたりなどは金利も高く、定期預金で銀行にお金を預けることで10年で倍増ちかくになるとか結構な額が増えたそうで。それがある種の(リスクの篦棒に低い)投資みたいなものになっていたようだ。…そりゃ国内の個人資産も増えるわけだ。

でも今は超低金利なので、預けておくだけで増える、ということもない。とすると、たとえば自分に子供ができたとして、子供のためにできるようなお金のことって何があるのかな、と思った。
…じゃあ、投資という形はどうだろう。そう思ったのがきっかけ。

実際やってみて思うのは、「何でもっと早くやっとかなかったんだろう」ということ。投資をちゃんとやろうとすると、企業の仕組みから会計、財務諸表の読み方とかあれこれを否が応でも学んでおく必要が出てくる。経済の仕組みや為替の変動が何にどう影響を与えるのかとか、色んな事が把握できるし、政治だのなんだのに対する関心も高まる。今後、どこかの企業に入って働くにせよ、起業などするにせよ、確実に役に立ちそうな知識のベースが作れそう。
そしてもちろん、きちんと学べば、多少お金を増やすことができるかもしれないというリワードもある。
もちろんリスクも非常に高いので、投資した額ががつんと減る可能性も高い。でも、これだけの事を学ぶきっかけを得られているのだから、そう考えれば、授業料としては投資額が減るくらい全然安い。実際、色々失敗して損も出した。でも失敗したときには必ず何か学べている気がするし、これは素直に「悪くない」。

というわけでとりあえずもうちょっとしばらく色々やってみる予定。

…っていうか、正直ね、こういうこと、もっとしっかりと義務教育レベルで教えて欲しかったなと思う。お金の事って、本当に一生ついて回るものだし。化学式とか覚えるよりもずっと大事な事な気がする。日本には起業家が少ないなんて言われるけど、その辺に理由の一端があるんじゃないかという気さえする。


で、ひとまずここ数週間で株について学んだ事(やってる人じゃなきゃわからない内容だと思うけど):


・安い株には必ずちゃんとした理由がある。
・そもそも自分よりもたくさんの情報と経験を持っている人が山のようにいるところで、自分が優位に立てると思ってはいけない。自分が先の株価を予想できるなんて思わない方がいい。
・企業の財務とかあれこれ見て割安優良株だと思ったとしても、トレンドが下げているときは大抵次も下げる。トレンドには逆らってはいけない。
・少し先により大きな利益があるかもしれないという見通しがあっても、それは100%確実なものではない。まずは今出ている利益を確定させて、それから次にその出た利益を使ってどうするか考えるべき。「いつか上がる株」に変な期待をするよりも、今出ている利益をきっちりと確定させて次に進むの大事。
・損切りのルールはきっちりと定めて徹底しないと必ず痛い目を見る。ていうか見てる今orz
・よーく考えよー現金は大事だよー。
 と、書いてて思ったんだけれども、これって株に限らず色々な場面で必要なノウハウかもしれない。いやわからない。

2009年10月19日月曜日

2009年10月19日

http://www.asahi.com/paper/column20091018.html

「心情に訴えだした(笑」とか言われてて、まあ、自分も正直新聞社がこういう事書くとかどうなのと思わないでもないけど。

でも、ふと思ったんだけど、今後って高齢化社会になっていくじゃないですか。老人だけの世帯っていうのも、増えていくと思うんですね。

新聞配達の人っていうのは、そういう高齢な人に「毎日」接する機会を持てる数少ない仕事のひとつだと思うわけですよ。たとえば新聞の取り込まれ方とか見てれば、部屋が留守なのかとかあれこれわかるわけだし。配達がてら家の様子とか見られるし。
とすればたとえば安否確認をするとか、けっこう色々な付加価値をつけるチャンスがあるし、新聞というものを接点にして色々なサービス作っていくことってできるよね、と。
なんかそんなことを思った。